1992年3月7日に発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト『弟切草』。ファミリーコンピュータの『ポートピア連続殺人事件』や『ドラゴンクエスト』シリーズを開発し、『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』シリーズを世に出したチュンソフト(現: スパイク・チュンソフト)の伝説的人気ゲームである。
『弟切草』が発売されてから32周年の記念すべき年
スーパーファミコンだけでなく、複数のゲーム機に移植された作品なので、最近プレイしたという人もいると思われるが、2024年3月7日は、そんな『弟切草』が発売されてから32周年の記念すべき年。インターネット上では、開発関係者たちから喜びの声が上がっている。
<中西一彦さんのXツイート>
「今日は弟切草の32歳の誕生日です!! ゲームデベロッパーからゲームパプリッシャーへの成長の第一歩でした。当時のメディア関係、流通関係の方々には大変お世話になりました」
今日は弟切草の32歳の誕生日です‼️
ゲームデベロッパーからゲームパプリッシャーへの成長の第一歩でした。当時のメディア関係、流通関係の方々には大変お世話になりました。#弟切草 #チュンソフトhttps://t.co/Jf7U2M5eDC— 中西一彦 (@naka24_kazuhiko) March 6, 2024
<くりからはづきさんのXツイート>
「本日、3月7日は「弟切草」の発売から32周年です。私が担当したタイトルロゴ、突如現れるミイラさん、ゴンゲーと叫ぶ怪魚さん、暗闇に浮かび上がる奈美の文字、その他多くの怪現象たちも32歳を迎えました。遊んでくれた皆さんには感謝しかありません。まっこと、光陰流水なり」
本日、3月7日は「弟切草」の発売から32周年です。私が担当したタイトルロゴ、突如現れるミイラさん、ゴンゲーと叫ぶ怪魚さん、暗闇に浮かび上がる奈美の文字、その他多くの怪現象たちも32歳を迎えました。遊んでくれた皆さんには感謝しかありません。まっこと、光陰流水なり。#弟切草 #チュンソフト pic.twitter.com/BvMEUVojd7
— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 6, 2024
弟切草のミイラは、原画では顔全面をきちんと描いたのですが、容量の都合で半分にカットしました。それが功を奏したのか、かえって不気味な演出になったとの評価をいただけました。原画は会社の著作物なので、私の手元にはございません。今でも保管されているのかは不明です。#弟切草 #チュンソフト https://t.co/rnqjQCOAPq
— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 7, 2024
驚かせてすみません。あの目は私の目なんです(鏡を見ながら描いた)猫の目も、ワラ人形も、人魂も、怖いお仕事ほぼ私です。#弟切草 #チュンソフト https://t.co/0wNzIQUccC pic.twitter.com/55isSnvbYW
— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 7, 2024
自分自身の目を鏡で見ながら描いた
開発者のひとり、くりからはづきさんによると、ゲーム内に登場した目の画像は、自分自身の目を鏡で見ながら描いたのだという。つまり、あの目はくりからはづきさんの目なのである! まさか目にモデルがいたとは……! しかも開発者!! 凄い秘密だ。
次世代ゲーム機に移植される日は近いかも!?
また、開発者の麻野一哉さんも回顧録を書いているそうなので、近いうち公開されるはず。いまでも大人気の『弟切草』。もしかすると、ニンテンドースイッチやプレイステーション4だけでなく、今後発売される次世代ゲーム機に移植される日は近いかもしれない。
ありがとうございます
今、回顧録書いてるので、掲載されたらポストします!
— 麻野一哉 (@asanokaz) March 7, 2024
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より