B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2024年2月)

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。

今回は2024年2月のランキングです。新旧問わずに美味しいと感じたものを選んだ個人的なランキングではありますが、皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです。

第5位:日清食品 カップヌードル 燻製チーズのチリトマト

5位は2月に日清の「燻製トリオ」として発売されたうちのひとつ「カップヌードル 燻製チーズのチリトマト」を選びました。いやー、これはちょっと悩みました。

「燻製トリオ」はこのほかに「どん兵衛 燻製ベーコンのカルボナーラうどん」と「U.F.O. 燻製マヨの塩カルビ味焼そば」が発売されたんですけど、正直個人的にはあまり響かなかったんですよね。

そしてこの「燻製チーズのチリトマト」はウマいんだけど、いつものチリトマトヌードルとそこまで大きな変化がなかったのも事実。変化が少ないほうがウマく感じちゃうってのもなあ……。

それだけいつものチリトマトヌードルがウマいってことなんですけど、それでもほのかに香る燻香がチリトマトスープとよく合ってるし、チーズでコク深くなってるし、もともとの美味しさをさりげないけど着実に引き立ててる。

逆に「このカップ麺は燻製してるんだぜ!」って感じで、燻香をプンプン漂わせて主張が強かったらわかりやすかったけど、そうすると味を台無しにしちゃってたかもしれない気もする。

そういう意味では変化が少なくて大正解だったのかもしれない。チリトマトヌードルの美味しさも再確認できたし、いつものチリトマトヌードルにお湯を注ぐ前にかやくを取り出して燻製してみても面白いかも、と思いました!

第4位:サッポロ一番 名店の味 純連 花椒ラー油仕上げ 辛口札幌濃厚みそ

先日、ガジェット通信で札幌味噌ラーメンのおみやげ食べ比べクロスレビュー企画をやりましたが、カップ麺だってハイレベル。サッポロ一番(サンヨー食品)の名店の味シリーズから出た新作「純連 花椒ラー油仕上げ 辛口札幌濃厚みそ」を4位に選びました。

札幌味噌ラーメンの名店「純連」のカップ麺も濃厚スープとプリッとした麺が激ウマなんですけど、こちらは花椒ラー油で仕上げた辛口バージョン。表面に辛そうな赤い油の層ができています。仕上げに花椒ラー油を入れたら、想像していたよりもたくさん出てきたのでビビっちゃったよ。

ところがその味はもちろん辛いは辛いんだけど、味噌スープが濃厚でどっしりしているから意外とやり過ぎ感ゼロ。見事に激ウマ濃厚辛味噌スープとしてまとまってるんですよね。

花椒のビリッとくる刺激もいい感じで、かやくはそこまで多く入ってないけど、麺とスープで十分戦えるウマさ。冬にピッタリのカップ麺でした!

第3位:サッポロ一番 富士郎 キャベツ大盛りニンニク豚骨醤油

3位はサッポロ一番が富士山の世界文化遺産登録10周年を記念して発売した二郎系カップ麺「富士郎 キャベツ大盛りニンニク豚骨醤油」を選出。いやー、最高ですね。このデザインのセンス。縦型カップ麺をひっくり返して富士山に見立てるとは!

そうすると否が応でも富士山のように盛られたヤサイの山も想像しちゃうと思うんですが、そこはさすがにカップ麺。普通のカップ麺と比べたら十分いっぱいキャベツが入ってるけど、見た目的には寂しさを感じちゃうかもしれません。

しかもスープは透明度が高くてサラッとしてるし、刻みニンニクも入ってないし、「全然二郎系じゃないじゃん!」と憤慨してしまう人がいてもおかしくないレベル。

でも二郎系というイメージを取っ払って、純粋にカップ麺として味わってみるとどうでしょう。豚と醤油のまろやかなスープにニンニクの香りのアクセント。変に二郎系だからということに引っ張られて誇張することなく、等身大でカップ麺なりに二郎系の美味しいところを表現しているんですよね。

フライ麺とスープの相性もいいし、最後に底に残るキャベツをモサモサ食べるのもウマい。好みは分かれるだろうけど、かなり好きなカップ麺でした!

第2位:寿がきや 麺や絶豚監修 デス煮干しラーメン

2位は寿がきやの「麺や絶豚監修 デス煮干しラーメン」を選びました。最近は煮干しラーメンのカップ麺が本当にたくさん出ていますね。でもその中でも、特にスープのパワーを感じる攻撃型の煮干しラーメンに仕上がっていたと思います。

スープのパワーが強いといっても露骨に煮干しのエグみにフォーカスしているわけではなく、しょっぱさで後押し。だけど煮干しの旨味自体は濃厚だし、豚骨のまろやかさも美味しさを底上げ。そして口の中に残る後味はバッチリ煮干し。かなりよくできているスープです。

そしてもっちりとした麺とスープも見事にマッチしていたし、量こそ多くないけどネギが大きめで存在感を発揮しているのが素敵。このネギによる味と食感のアクセントがあるとないとでは全然印象が違った気もします。ウマかった!

第1位:明星 一平ちゃん 夜店の焼そば 関西風お好み焼ソース味

2024年2月の1位はだいぶ悩みましたが、明星一平ちゃん 夜店の焼そばシリーズの新作「関西風お好み焼ソース味」を選びました。

お好みソースを使ったカップ焼きそばなんて、正直まったくもって目新しさが全然ありません。10年20年くらい前から売ってたりするんじゃないかと思えるようなカップ焼きそばです。でも細かい部分に配慮やこだわりがものすごく感じられて、かなり完成度の高いカップ焼きそばに仕上がっていたので、まあこれが1位かなと!

シンプルにお好みソースが美味しかったりもしたんですが、一平ちゃんのアイデンティティであるからしマヨを使わず通常のマヨを使用。ソースとの相性を優先して細かいチューニングをしたことがうかがえます。

さらに、ふりかけに青のりだけでなく削り粉や乾燥紅生姜を入れてお好み焼きっぽさを加速させてたり、麺にソースではなくオニオンを練り込んだり、ソースを変えるだけで終わらせないこだわりの数々! しかもバッチリウマい!!

そんな感じで細かい整形をしまくっているのに、だけど一平ちゃんだとわかる空気感はそのまま。顔が変わっちゃって完全に別人になってるってことがないところもいい。

今は目新しい味のカップ麺が次から次へと発売されていますが、やっぱりこういうのでいいんだよと心から思える一品でした。大満足です!

総評

以上が2024年2月の美味しかったカップ麺ベスト5です。2月は自分の中で僅差だったというか、順位付けにかなり悩みました。ゆえに、かなり自分の好みが反映されている結果になっていますが、参考にしていただければ幸いです。

次回は4月上旬頃に2024年3月のランキングを発表予定です。どうぞお楽しみに!

動画でも解説しています。こちらもよろしくお願いします!
https://youtu.be/ps93F61gdHw [リンク]

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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