電話でしかしゃべったことないけど
僕がなぜか勝手になにげなく好意を抱いていた営業所の方が
退職することになった。
案件のやりとりで電話で会話することしかなく、
2,3回は顔も拝見したことあるが、
会話の雰囲気や、ものの考え方が伝わってくる感じに
一方的に好意を抱いていた。
別に恋愛感情とかそういうのではなく
人として、何となく慕ってしまう感じ。
おもむろに僕から
「○○さん、退職されるそうですね。いろいろご事情があったかと思いますが、とってもお世話になりました。。。。、、、また、どこかで。
お元気でご活躍されることを願ってますね。」
と言ったら
「まぁ。ありがとうございます。私もあなたと電話だけじゃなくて一度一緒に仕事してみたかったです。会社辞めるのはもう決めたことですが、なんだか今頃になって寂しい気持ちになります。」と
社交辞令ももちろん含まれているはずだが、
ほんの一瞬だけ心が通じた気がして、うれしかった。
世の中には交差してしまって、深くかかわることのなく
自分の生きる世界から別の世界へ去ってしまうひとがたくさんいる。
また自分が他人にとってその程度の存在であることも多い。
そんな距離の人と、ごくまれに、かすりそうになって、匂いだけ感じ取るんだけど、
縁かタイミングかチャンスか、なんだか絡むことなく
きっともうこのまま思い出になるんだろうと。
だから、自分の人生の中で今深くかかわることができているっていうのは
とんでもない奇跡なんだなと思ってしまうのです。
交差するだけの人
絡み合う人
ともに歩む人
もう二度と会えない人
いろんな一期一会を
もっと貴重なものだと感じたくなる、、、
そんな出来事をふと思い出す。