令和6年能登半島地震は多くの人々を窮地に追い込み、抜き差しならない状況下で苦しんでいる人たちが多々いる。被災地では孤立した地域で困窮している人が複数いるとみられ、いまだに救出されていない人もいることが判明している。
親族や知人が「家の下敷きになっている」
インターネット上では、親族や知人が「家の下敷きになっている」「孤立している」などの情報をX(旧Twitter)で拡散し、救助を求めている人が複数いる。そんななか、嘘の情報を拡散させようと企んでいる者がおり、物議を醸している。
存在しない住所で救出を求める
親族や知人が「家の下敷きになっている」「孤立している」などの情報をXで拡散している人のなかには、嘘の救出要請をツイートしている者がいるのである。実際には救出を求めていなかったり、存在しない住所で救出を求めるなどとしているのだ。それに対して岸田文雄さんは「悪質な虚偽情報は決して許されません」とコメントを発表し、かなり激おこ状態に。
<岸田文雄>
「SNSの偽情報についてです。実在しない住所や無関係の画像で救助を求めるような情報等、事実に基づかない不確実な情報がSNS上で拡散しています。こうした悪質な虚偽情報は決して許されません。国民の皆様には公共機関の情報を確認する等、虚偽情報に惑わされないよう政府としても呼びかけています」
SNSの偽情報についてです。
実在しない住所や無関係の画像で救助を求めるような情報等、事実に基づかない不確実な情報がSNS上で拡散しています。
こうした悪質な虚偽情報は決して許されません。
国民の皆様には公共機関の情報を確認する等、虚偽情報に惑わされないよう政府としても呼びかけています。— 岸田文雄 (@kishida230) January 4, 2024
あまりにも無慈悲で許されない行為
本当に救出を求めている人がいるなか、どうして嘘の情報を拡散する者がいるのか? 一説には、ツイートを拡散させることでインプレッション数やフォロワーを稼ぐためと言われている。つまり虚偽情報で注目を集めて利益を得ようとしているわけだ。あまりにも無慈悲で許されない行為であり、非人道的な嘘情報といえよう。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より