2023年にラーメンやつけ麺を食べまくった記者が、実際に食べて「ウマイなあ」と感じたラーメン屋やつけ麺屋を10店舗厳選して皆さんにお伝えしたいと思う。忖度や提灯記事はいっさいナシ。お店との関係性を気にして言葉選びに困ったりもしていない。全部正直。完全に消費者の目線に立って「うまいと感じた店」をお伝えする。
2023年に実際に食べて「ウマイなあ」と感じたラーメン10選
1.『健太』のラーメン
『健太』(東京都中野区大和町1-66-6)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。思ったよりもアッサリとしていて爽やかな後味。それなのにしっかりコクを感じさせてからの爽やかさなので、満足度が高い。濃いのにスッキリってなかなか体験できない。ステキな魅惑の体験をさせてくれる臭いラーメン、ここにあり。
2.『生姜と肉』の新潟生姜醤油叉焼麺
『生姜と肉』(東京都江戸川区平井5-14-7)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。「麺がスープをまとってる」ことはよくあること。それでもじゅうぶん美味しいのだが、この店は次元が違った。「麺がスープをまとってる」ではなく「麺にスープが驚異のシンクロ率で一体化してる」というべきか。ガッツリと麺内部にスープを取り入れて合身している。充実。しかも極上の濃いスープを! たまらない!
3.『革新家』のチャーシューメン+鶏油2つ追加
『家系ラーメン 革新家 TOKYO』(東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。鶏油がまったく油っぽくなく、くどくなく、超絶まろやかな口あたり。そして鶏油由来の極まったコク。なにより鶏油がスープと融合し、麺に絡みついて爆発的なウマさを醸しだす。
4.『鬼そば藤谷』のみそま
『鬼そば藤谷』(東京都台東区浅草1-10-2)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。スープを飲む。いい、これいい。芳醇で優しい味噌の薫りが嗅覚を包み込み、そして味覚に心地よい味噌の旨味。続けて、程よい濃度だからこそ出せる味噌由来のコクの流れが喉を訪れる。ジワジワおいしい味噌ラーメン。
5.『京都銀閣寺ますたに』のネギラーメン+ネギマシ
『京都銀閣寺ますたに』(東京都中央区日本橋2-10-3)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。シャキシャキ食感の刻みネギを大量にレンゲにのせて、スープに浸し、たっぷりとネギにスープを染み込ませて食べる。うんめええええええええ! シャキシャキ、そして、シャリシャリ! 食感の究極形、ここで極まるネギの存在。
6.『天下一品 中野店』のこってりMAXラーメン+ヤカンスープ
『天下一品 中野店』(東京都中野区新井1-9-3)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。いちばん驚いたのが、ドロドロのレベル。こってりMAXスープを麺に良くからめて持ち上げると、スープの念力が強いので麺にまとわりつき、麺とともにスープが持ち上がる。丼からスープが激減(笑)。確かに天下一品のスープはデフォルトでもこってりしているが、ここまでこってりなのは驚き。もはやスープじゃあない。粘液!
7.『道の途中』のラーメン
『道の途中』(埼玉県越谷市大里617-4)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。野菜をかき分けて、奥底に沈む麺をサルベージ。最初からガッツリと麺をすする。うまい、うますぎる。ワシワシとした強めのコシがありながらも、硬すぎず、絶妙な硬度の仕上がりで心地よさバツグン。平太麺は全面にスープと脂をたっぷりと纏(まと)い、ギュンギュン旨味を味覚へと運んでくれる。これ、平太麺として完成度高すぎる。かなり良き。
8.『中華そば一休』のせり中華そば
『中華そば一休』(宮城県仙台市宮城野区宮城野1-1-37)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。せりは生の状態で、うっすらと感じるさわやかな香味とシャキッとしつつも「ムギュッ!」とした弾力ある食感がたまらない。このせりがスープに合う。新たな麺と言っても過言ではないほどスープに合う。このラーメンには二種類の麺が入っていると思っていいほど。まるでジュースのごとくゴクゴク飲みたくなるまず先にせりを食べつくした筆者は、次にレモンを箸で潰してをスープに果汁を放った。いままで柔らかく優しい旨味だったスープは一気に酸味を受け入れ、まるでジュースのごとくゴクゴク飲みたくなるフルーティースープに昇華。これがまた麺に合う。スープの酸味が麺の旨味を際立たせ、引き立てるのだ。
9.『ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店』のブタWアブラカタマリニンニクマシマシヤサイヌキ
『ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店』(東京都新宿区西新宿7-5-5)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。純白のアブラカタマリがドッサリ! その下にブタがガッツリと敷かれていて、さらにその下には大量の極太麺。野菜は皆無!! まあ、ニンニクも野菜かもしれないが。ドロドロの脂をたっぷりとブタにからめて食べる。甘味と旨味がガッツリと味覚を包み込み、そのままズズッとニンニクを絡めた麺をすすれば、優しさと刺激のダブルアタック。たまんない。あまりにもうますぎて2022年にも食べて、2023年にも食べてしまったのであった。
10.『裏サブロン』
『裏サブロン』(東京都荒川区東日暮里5-1-2)で食べて「マジでウマイなあ!」と感じた。ガッツリ大盛りに思えるボリュームの麺は、これでも並盛り。つけ汁には海苔、玉子、メンマ、ナルト、刻みネギ、チャーシューが沈んでいる。具が大量なので、丼にギチギチに詰まっている感じ。あまりにも贅沢なつけ麺だし、ルックスもイケメンだ。さっそく麺をサルベージしてつけ汁に浸す。具が大量なので麺を箸で汁に押し込み、しっかり浸して麺に浸透させる。そして食う。クゥゥゥゥーーーーーッ! たまんねーパワフルな塩気と旨味と酸味だなァーおい! うめーわ! この汁、うまい。再確認。このうまさ再確認。
皆さんがオススメのラーメン屋やつけ麺屋はどこだろうか?
どの店も絶品なるラーメンばかり。一部店舗ではすでに終売しているメニューもあるかもしれないが、紹介したラーメン屋のラーメンは、どれも満足度は高いはず。きっとそう。
2024年もガッツリとラーメン屋つけ麺を食べまくり、おいしさを求めて旅をしたいところだ。皆さんがオススメのラーメン屋やつけ麺屋はどこだろうか?
2023年に食べてウマイと感じたラーメン屋&つけ麺屋10選を選びました!『生姜と肉』『健太』『革新家』『鬼そば藤谷』『京都銀閣寺ますたに』『天下一品』『道の途中』『中華そば一休』『ラーメン二郎』『裏サブロン』🍜❤ pic.twitter.com/YWnzOB7tVl
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) December 24, 2023