今回のノルウェーのテロ事件でもそうなのだが若年者の凶悪事件に必ずと言って良いほど
「犯人は、ゲーム好きである」
と犯罪とゲームが結びつけられて報道される。今回のノルウェーのテロ事件でも同様に報道されているようだ。該当記事はこちら(AFPBB News )
どうしてこのような報道が多いのか考えてみた。
- ・暴力をテーマにしたゲームは人気がある
よく、犯罪と関連付けされるゲームジャンルにクライムアクション(犯罪行為が行えるゲーム)の『グランドセフトオート』シリーズが挙げられる。
主人公の真似をしたくて犯罪を起こすと考えられているようだ。
実際に、真似て事件も起きている
2008年8月2日(土)タイでは『GTA』(Grand Theft Auto)を模倣した強盗殺人事件が発生しました。17歳の少年が54歳のタクシー運転手をナイフで刺したというもので、少年は取り調べに対し、GTAを見て犯行を思いついたと自供しているとのことです。(引用元:インサイドより)
今は、年齢制限があって暴力表現の激しい物に関して販売規制があったりするが実際のところ年齢制限の基準が曖昧だったりする。
- ・ゲームの中では自由に銃を扱える
クライムアクションと同じくよく犯罪とセットに挙げられるゲームのジャンルとしては銃撃戦をするFPS(ファーストパーソン・シューティング)という物。
簡単に言うと、戦争ごっこが出来るようなゲームだ。有名なものだと『コールオブデューティ』シリーズ等
世界でも1000万本以上の出荷がされている人気ゲームシリーズだ。
今回のノルウェーテロ事件の犯人もこのシリーズが好きであるとFacebookのプロフィールにある。
銃を扱う内容だけに、きっと犯罪のキッカケになると憶測でメディアでは書きたがる。
- ・実際に、ゲームと犯罪の関連性はあるのか?
ゲームと犯罪の発生率についての関連性は現時点では特に明確な答えは出ていない。
だが、BBCによるとアメリカの犯罪率減少の理由の一つにゲームが関係していると報道された。
該当記事は、こちら
家でゲームをするため若者の外出が減ってその結果、犯罪が減少しているようだ。
実際は、そんな単純なことではなく色々な要因が絡まりあってるが“ゲーム=悪”といった偏見がなくなりよりゲームの楽しさが広まれば良いなとゲームファンとして思っている。