鰹節ってウマイですよね。そのまま食べてもウマイし、お好み焼き、焼きそば、焼うどん、たこ焼きにかけても美味。ダシとしてもかなり優秀で、なにより、鰹節と醤油をご飯にかけて食べる鰹節メシは最高の御馳走です。
『節道』
そんな鰹節をとことん堪能できる店。しかも朝から食べられる店。それが鰹節丼専門店『節道 東京淡路町店』(東京都千代田区神田淡路町1-15-12)。京都に本店があり、東京にも進出したようです。
最高級本枯節をたっぷり
店内に入って着席。メニューを見てみると、基本的に定食スタイルのようです。今回は「卵付き鰹節丼とおばんざい2品定食」(1300円)をオーダー。鰹節丼とは、最高級本枯節をたっぷりとご飯が盛られた丼にのせたもの。
期待が高まる!
オーダーを受けてから丁寧に鰹節を削っているようです。丁寧って、どんなに待たされても許せてしまう魔法の行為。期待が高まります。待つ間、食材の説明が書かれたシートを読みます。さらに期待が高まります!
鰹節特有の食欲をそそらせるイイ感じのナニカ
盛りすぎ(笑)。かつおぶし盛りすぎ! しかし! なんということでしょう。鰹節からほのかに香ってくる、鰹節特有の食欲をそそらせるイイ感じのナニカが、嗅覚を刺激して腹が鳴ります。
ヤバイ、瞬時に食べたい。すぐ食べたい。
気がつけば旨味が味覚を包んでる
そのまま食べたいけど、あまりにも鰹節がデカ盛りのためこぼれてしまうので、別皿に移動させつつ食べます。
うまい、うますぎる。ダシそのものを食べているようなもの。うまいに決まってる! しかも極めて繊細な旨味。ジワジワよりも、さらにゆっくり、ゆっくり、気がつけば旨味が味覚を包んでいます。
鰹節をトロットロの卵黄が包む
次に、生卵を丼に落として、醤油をかけて食べます。おお……、こういう食べ方初めてだけど、これはアリです。
ふわっふわの鰹節をトロットロの卵黄が包みます。そしてご飯の甘味と旨味が合流。最強のコクが訪れます。
味噌汁に鰹節を入れよう!!
ちなみに、味噌汁に鰹節を入れて食べてもウマイ。これたまんないです。
まだ食べている途中だけど「きっと食後は胃袋がいい気分だろうな」って予想がつきます。絶対今日一日良い日になる。そう思わせるグルメ、すごい。
ラストは爽やかテイストのお茶漬けスタイル
ラスト、ご飯と鰹節がやや余っている丼にダシを注いで、お茶漬けのように食べる。これが実にいいです。
最初に繊細な鰹節のおいしさを楽しませて、中盤に生卵の強いコクを堪能させて、ラストは爽やかテイストのお茶漬けスタイル! たまらんです。
ずっと鰹節ご飯ばかり食べてた貧乏すぎた頃
正直、鰹節をかけたご飯って、貧乏飯のイメージがありました。その理由は、筆者が極端にお金がないとき、ずっと鰹節をご飯にかけたメシを食べてたからです。あと、小麦粉を水で練って団子にしてお湯で茹でたやつも食べてました(笑)。
これは恒久不変にウマイ飯
でも、いま改めて考えてみると、鰹節をかけたご飯って、貧乏飯というより「恒久不変にウマイ飯」なんですよね。そして鰹節は奥が深くて、とことん追求できるポテンシャルを秘めていることを『節道』は教えてくれました。これは価値あるメシ! ごちそうさまでした。
鰹節をガッツリ楽しめる鰹節専門食堂『節道』のかつおぶしが美味かったよ😋 デカ盛りすぎる鰹節だけどペロリと食べきれる。たまらぬ! pic.twitter.com/X1gSFioeqm
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) July 19, 2023