【ガジェモニ】メモれるマウスパッド『BOARD BOY(ボードボーイ)』読者レビュー

  by 森田飛助  Tags :  

世のマウスもほとんどが光学式やレーザー式になりマウスパッドなんて使わねェよ的な感じの人も増えている中、ボクは断然マウスパッドいるよ派。使ってるマウスとテーブルの相性が悪いのかも知れないけど、なんかポインタが飛んだり、浮かしたマウスをテーブルに再度着地させたときにカチャカチャなってうるさいのが気になるのだ。
それにFPSもやったりとシューターでもゲーマーなボクはやっぱりマウスパッド大好き人間なのである。仕事はイラストレーターという事もあって入力デバイスにはちょっとだけお金をかけるようにしている。まぁゲーミングデバイスとワーキングデバイスは別物と考えてはいるけれど、なんにせよマウスパッドというものにそれなりに愛があるのだ。
そんなボクの元に新しくやってきたのが新恋人『BOARD BOY(ボードボーイ)』である。新恋人なのにボーイとは何事? この際、性別には拘らない事にする。早速開梱! いつも使ってるテーブルに鎮座しているケミカルなグリーンのマウスパッドさんと選手交代。『BOARD BOY』は入場とともにボクの愛用マウスを乗せられる。
先述のようにボクがマウスパッド大好き人間。まずはマウスパッドとしてレビューすると、印象としては予想以上に良い。ゲーム用によくあるガラス製のマウスパッドに操作感は近い気がする。市販されているマウスパッドの中では比較的スペースは広い方だろう。縁にある樹脂部分も使用中に手首に当たるのだが、そんなに気になるような事は特にない。良くある「マウスパッド自体がテーブルの上で滑って使いにくい」という事もなかった。マウスパッドとしては使いやすいアイテムだと言える。
そしてこのアイテム最大の特徴が「メモれるマウスパッド」であるという事だ。オレンジ色の専用ペンが本体に備え付けられており、これを取り出してメモをとるのだが、この専用ペンを取り出すのに少々コツがいる。ちょっと取り出しにくいと感じた。マウスパッドを反らし専用ペンを取り出してラクガキをしてみる。ちょっと筆圧を高くしないとダメかも。というのも圧力がかかった部分だけ吸着して下地が透けて見える事によって、書いた文字や絵が見えるという方式をとっているのだ。だから圧力を加えながら書く必要があるのだ。圧力を加えながら書くには専用ペンは少々頼りないなぁ……という印象を受けた。
そんな若干の不満はありつつも、いつもそこにメモできる環境があるという事、免責が広いのでマウスをパッドの隅に追いやるだけで充分にメモをとるスペースを確保できる事など不満を覆すのに充分な程、便利なアイテムである事は間違いない。
そんな感じで一週間ほど、主に電話での指示をメモするには充分だと思いつつ、便利に使っていたところに衝撃が!
ペンタブで絵を描いていたところで仕事の電話が。デザインのラフを送っていたクライアントから、いろいろ要望を言われていた。フムフムといつものようにマウスパッドにメモをとっていたつもりが……「これ?ペンタブのペンじゃん(笑)」と、無意識に握ってたペンタブのペンでメモをとっていたのだ。だけどこれ、書き心地も書いた文字の見やすさもバッチリじゃね!?
ほほぅ。ペンさえしっかりしていれば、もっともっと使いやすいアイテムなんだね!って事でボクの中での評価が急上昇! いつも使ってるペンタブのペンでアナログデバイスに文字が書けるって便利だね! という事であえてペンについて苦言を呈したのは全体的には良いアイテムなのにペンの部分で損をしてるなぁと感じたので。普通のスタイラスとか使った方が書きやすいのかもしれない。メーカー想定外の使い方になってしまうかもしれないけど。
なんだかんだで便利アイテムです。電話しながらテキストエディタで電話の内容をメモしたり、咄嗟にメモ用紙が出てこないようなボクみたいな人間には。

底辺イラストレータの森田飛助です。一芸記者なのに自分の一芸とは全然関係ない記事ばかり書いています。絵の仕事ください。切実です。

Twitter: tobisuke_morita