[筆者コラージュ]
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[YouTube 飛立知希チャンネル(Global News Gunash)]
私たち人間の行き過ぎた営みで「地球の慟哭」を奏でる旋律から耳を逸らすことはできない。
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻というプーチンの戦争から約1年が経つ。だがこのウクライナ戦争は実質2014年のクリミア半島占領から始まり、全体を通して9年目に突入する。
「対抗文化(Counter Culture)」としての反戦の形「闘う<音楽>」という観点から、プーチン氏の「部分動員」徴兵に一般ロシア市民や反戦活動家などが「音楽」のみならず「流血に見立てた赤いペンキ」や「骸骨のコスプレ」など「創造的な表現手段」によって命懸けで闘い続けてきた動向を見ていく。
2023年が明け、ウクライナは2月末に「平和サミット」を呼びかけている。その仲介役として国連のアントニオ・グテーレス事務総長を指名した。
一方、プーチン氏は「北大西洋条約機構(NATO)」の脅威をモルドバ東部の自治領強奪の野心へと転換。激戦区ではドローンによる空爆などますます被害が甚大化し、このウクライナ戦争終息への兆候はなかなか見えてこない。
この「時事おと 地球の慟哭」企画では、まず「ウクライナからの旋律」としての「音楽」という切り口で「ロシア ウクライナ侵攻」という時事問題を斬った内容になっています。またウクライナ戦争に留まらず「武器は死を生むが、音楽は生を生む。音楽はまだまだまだまだ闘える」という優れた「おと」による表現力で名を馳せる「七尾旅人」の「911 FANTASIA」から抜粋する言霊のように、反戦運動・反権力抗議の歌としての世界の「プロテストソング」を歴史上の主要な戦争を時系列順に、各アーティストが歌う「反戦歌」を取り上げています。
また「文化外交」として「戦時協力」を強いられた「文化人類学者」たちのフィールド調査技法が「アフガニスタン・イラク戦争」へ悪用された史実にも触れる。その上で特に国際情勢の中でも「戦争論」や「平和学」に博識深く研究する3人の著名な有識者の方たちの叡智に裏付けられた「解説コメント」を補う。
一人一人の力は微力で、私自身も未熟な表現者です。それでも私は「ウクライナ戦争終息」へ向けた「国際世論」形成の一助になるような発信がしたい。
喧々諤々の議論だけが全てではなく、あえて「音楽」などの一般に身近な「カウンター・カルチャー」から戦争に楔を打ち込むようなうねりを世界に生む、そんな投石の一つになれれば甚幸です。