2月8日午前、東京都の京王井の頭線吉祥寺駅の構内及び電車内で警察官複数名による不法な取り調べ、暴行を受けたとして、人気ロックバンド流血ブリザードのユダさんがTwitter上で告発している。ユダさんは事件の経緯をこう語る。
「仕事に向かってる最中の駅構内で、いきなり3~4人の男に取り囲まれたんですよ。急いでたんで電車に向かおうとしたら腕をつかまれる……っていうか引きずり回されるように制止されて。びっくりしていると“ケイサツだから!ちょっと荷物見せてね!”って言われて。俺も“警察手帳見せてください”って言ったんやけど、わざと見えにくいように一瞬しか出さなかったんで、名前も所属もわかりません。急いでることを伝えたら電車内で調べられることになりました。非合法なものなんかあるはずがないから、そのうちシラーっとした空気になったんやけど“最近カード詐欺多いからねぇ。財布も見るよ!なになに?○○○○さん?”って周りの乗客に聞こえるようにカードに書いてる本名を読み上げられて。さらしもんでした。」
またユダさんは警察官に引きずり回された際に腕と肩を負傷しており、法的な処置も辞さないということだ。
筆者が吉祥寺近辺を管轄する武蔵野警察署に本件について問い合わせたところ
「鉄道上のことですので管轄は立川の鉄道警察隊になります。理由を言わずに取り調べしたり警察手帳を正確に提示しないことはルール違反だけと、本人の問い合わせじゃないと事実確認や異議申し立てできないので、連休明けの日中にユダさんから連絡いただくしかありません。」
とのこと。
身なりの派手なバンドマンやロックファンなどは日頃から警察の不審尋問を受けることが多い。ユダさんの告発をうけ、周囲の関係者は一斉に警察に対する不満の声をあげている。連休が明け、どのような展開が待つのか注目が集まる。
※画像はユダさんから提供をうけたもの、警視庁武蔵野警察署ホームページから引用したものを使用しています。