普段の肌のお手入れを気にする男性が増えてきたようだ。コロナの影響もあってか長い間、外に出る機会が少なくなった影響で家で何もケアせずにいたのが、急に外出や出社する機会が増えたこともあるだろう。そんな男性向けのフェイスマスクを使ってみたのでレビューする。
ZIGENが販売するスペシャルケアフェイスマスクは、週1回の肌メンテや、大切な日の前日に使うことを想定したマスクだ。短時間でお疲れ肌を集中ケアするメンズ用シートマスクで、「潤す、鎮める、与える、整える」の4つの美肌ソリューションで、水分チャージとダメージレスキューを同時に行うスペシャルケアアイテムとのこと。
こういうフェイスマスクは女性用はポピュラーで、たいていは美容液がたっぷりと含まれている。概ね7日-10日に一度の使用でケアする仕様がほとんどだ。
個包装なので使いたいときに1枚から使用できるのは使いやすい。1枚売りもされているが、今回は3枚入ったボックスだ。使い方はパッケージの裏面に書かれているので男性でも迷わず使用できる。
中身を取り出してみると、予想通りトロっとした美容液があふれてくる。この粘度が男性には「しっとり」ではなく、「べったり」と思わせる要因でもある。本品の感想は後述する。
今回は旅先で使ってみた。翌日の観光を控えて日中は日光にさらされることを考慮して、ホテルから出発する前に剃刀でひげをそった後に使用した。写真は使用前。
マスクを広げて顔に張り付けていく。白い部分は空気が入ったところなので、シートを顔に密着させるように修正していく。
なお、手に付着した美容液はそのまま手にすりこむ。また耳の周りやシートが当たらない首筋にすりこんでもよい。なにせ高価な美容液なので顔だけではもったいない。
10分ほどしてマスクを外し、まだ残っている美容液は他の部位に使用する。使用後は女性用とは違い、べったりという感覚はほとんどなく、しばらく放置していると「うるおい」だけが残った印象だ。
意外にもサラサラとした感触になっているのはさすが男性用。開発に苦労した形跡がうかがわれる。
ちなみに普段からいやというほどエタノール消毒をして肌荒れしている指にすりこんだ美容液は見事に浸透し、手荒れが消えかつサラサラした感触でスマホの画面を触っても「指紋べったり」ということはなかった。
正直なところ、記者の年齢ではこういうものを使うのは「恥ずかしい」のだが、誰が見ているわけでもないしアフターシェーブローションの代わり（としてはたいそう高級品だが）として顔だけではなく荒れた指先や手までケアできれば言うことはないだろう。
今回は旅行時に使用したが、全国旅行支援で国内旅行に行く際や、徐々に解禁されつつある海外旅行の際には強い日差しや紫外線に負けずに楽しんでいただきたい。
※写真はすべて記者撮影
