2012年4月、アルマ望遠鏡が、フォーマルハウトの環を、電波望遠鏡としては過去最高の解像度で観測し、環の内側と外側の境界が非常にはっきりしていることを発見した。この輪は太陽系の小惑星帯のように、多数の小惑星が、集まってできていると考えられる。
研究グループは、アルマ望遠鏡による観測画像とコンピュータシミュレーションとを比較し、環の内側と外側に位置するふたつの惑星の重力によってこの環の形が保たれていると結論づけた。
これらの惑星そのものはアルマ望遠鏡による観測画像には写っていないが、環に加わっているであろう重力の大きさから、その質量を見積もることができる。その結果、その惑星は火星の質量よりも大きく、地球の質量の3倍よりも小さいという。これは、研究者がこれまで考えていたこの惑星の質量よりもずっと小さいものだった。
今回、七夕の織姫星として知られること座のベガにも、小天体が周回するリング状のベルトが観測された。太陽系の小天体ベルトとよく似ており、複数の惑星が存在する可能性が高いという。アルマ望遠鏡は今年から本格的な活動に入る。こと座のベガからも、系外惑星発見の報告がやがて聞けるかもしれない。
続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/
EKBOが海王星の重力により太陽系内部に散乱されると、小惑星帯 アストロ・アーツ:織姫星ベガに、太陽系そくっくりの小天体の帯