「どっちかわからん」「色覚異常の人だと識別できないのでは」 オシャレ特化トイレの性別表記ツイートに「怖い」の声多数

漫画家・実業家のやしろあずきさん(@yashi09)が、某高級ホテルのトイレの性別表記がおしゃれすぎて分からなかったことをツイート。17000以上のRTと約66000ほどの「いいね」を集めていますが、毎日更新しているブログ『やしろあずきの日常』では、やしろさん以上にピンチだった男性が先に突入して「こっちじゃない、左が男!!セーフ!!」と教えてくれたと報告しています。

オシャレに特化されたトイレの性別表記、直感的にトイレに突入できなくなるから怖い。尿意が限界の時人間はアホになるから悠長に考えてる余裕はないんだ。

若干色が違いますが、葉か何かを表現したデザインに大きな違いを見いだせないこのトイレ。「そもそもトイレかどうかわからない」「利用者のこと考えてなさすぎ」という声が多数あったほか、「間違えて入ったとしても責められない」といった意見も上がっていました。

とはいえ、2019年12月には浜松科学館の女子トイレに60代男性が間違って入り、裁判で建造物侵入罪を問われるといった事例もあります。結果として男性は地裁判決で無罪となりましたが、警察に3週間勾留されて判決が出るまでに1年以上かかっているため、「怖すぎる」という声が上がるのも無理からぬことでしょう。

また、「色覚異常の人だと識別できないのでは」といった反応も目立ちました。やしろさんは「ツイートした時は見た目の問題だけに言及してたのですが、色覚異常の方からの反応が思ったより多かったので驚きました。よく考えると色もかなり重要なのだなと痛感しました」と話します。

「デザインの敗北がまた一例」といった声もあったこのトイレ。ジェンダーを意識するという機運が生まれて久しいですが、「誰にでもわかりやすい」ということを踏まえてなければ本末転倒だと感じる人が多いのではないでしょうか。

おしゃれを重視しすぎて利便性が死んでるデザイン、割とない?(web漫画家やしろあずきの日常)
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※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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