『純情戦隊ヴァージニアス』(ジャンプコミックス)の福岡太朗さん(@foktr)が、『ツイッターの事大嫌いだけど大好きな漫画』という相反する気持ちを公開。古残のTwitterユーザーほど頷ける箇所が多い話になっています。
ツイッターの事大嫌いだけど大好きな漫画を描きました pic.twitter.com/OuJV1ilfeG
— 福岡太朗 (@foktr) May 31, 2022
「今ツイッターでつぶやかないようにしてます。作業時間を増やしたい、余計な事考えたくないというのがあるので」と言いますが……。「マンガの感想、つぶやきたすぎる」「ニチアサ実況、したすぎる」「下らない事、言いたすぎる」となって、「ぜ〜〜〜んぶツイートしました」とカミングアウト。「それ以外の余計な事もツイートして消したりしました。ツイッター向いてない人が一番はまりやすくて最高」とぶっちゃけ、「やったあ〜!!」と謎テンションになってます。
2009年8月よりTwitterを利用している福岡さん。「始めた時は友人同士での会話とか遊ぶ連絡とかを目的で使っていました。当時は非公式RTしかないし、いいねの通知がなくて数も分からなかったので、今みたいに“バズる”という概念がなかったように思えます」と当時の事を振り返ります。RT機能が日本語版で正式に追加されたのが2010年で、ハッシュタグが使えるようになったのが2011年、それまでの「favorite」が「いいね」に変更されたのが2015年で、利用者数も現在ほどではありませんでした。
福岡さんも「今では漫画をいろいろな人に読んでもらったり、拡散してもらったりする事で仕事になる機会が増えましたので、そういった仕事に繋がる目的も含めて使っています」といい、「当時の”友達感覚で喋る”という意識のままなので、炎上とか凄く怖くて余計な事を呟かないようにしないとなぁ…と思っています。このマンガの”呟かないようにする”の目的の一つです」と胸の内を明かします。
Twitterが好きなところを聞いてみると、「無限に好きな人のツイートやイラストや漫画が読める事が好きです。リプライや話しかけたりしなくても、いいねとRTで交流出来た気持ちになれるのが最高ですね。漫画を描いていると、“いいね”やRTして下さる絵描きの方がいて、お互いに“いいね”やRTをしていると、会話をしていないのになんとなく交流しているような気持ちになれます」とのお答え。また、嫌いなところとして「嫌な意見や相手を論破しようとしている人が見えてしまう事」を挙げて、「喧嘩みたいに見えてしまうので嫌ですね。RTで流れて来るので、気になる単語はミュートにしています」といいます。
「あるある」「下らないことだけつぶやいていたい」「自由に生きろ!」といった反応が集まっていたこのマンガ。特に「この美少女モデル、私です(大嘘)」という引用RTについて、福岡さんは「私が嘘の妻の日記を描いてるので、それをパロディにした面白い奴だと思います」と解説(?)しつつ、「日記漫画的なものは、個人の体験で共感を呼ぶのが難しいので嬉しいです」と話してくれました。
「漫画家をやらせて頂いてたんですけど、去年完結しました。新連載のために編集さんにネームを送り付けてる最中なので、頑張ります」という福岡さん。これからも自由なTwitterライフを送って欲しいものです。
※画像はTwitterより
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