プレミアムラインのお取り寄せ品は自分のために取り寄せるべき!乳製品だらけのぜい沢を感じてみた

  by 古川 智規  Tags :  

長いコロナ生活で外出がままならなかった分だけ、お取り寄せ商品の取り扱いが急増している。行けない場所の美味しいものを取り寄せてプチぜい沢するのは、精神的にも健康的にも悪い選択ではない。
今回は乳製品をまとめて取り寄せてみた。なかほら牧場は北上山系の標高700~850mの窪地に位置し、平らな牧草地ではなく山の斜面と植生を活用する「山地(やまち)酪農」という手法を用いて“牛なり・山なり・自然なり”の放牧酪農を行っているという。通年昼夜放牧、自然交配・自然分娩・母乳哺育の酪農場のミルクと乳製品をお取り寄せして食べて飲んでみた。

貴重なミルクから作った幻のバターであるグラスフェッドバターは100グラム2160円とお高い。しかし草で育てた牛から取れる貴重なミルクから作ったバターは一級品だ。国内で流通しているグラスフェッドバターは少なく、その意味では貴重な品だ。ここぞという時に使うべきバターだ。

中洞牧場牛乳は同社の看板商品だが720mlで1180円と千円オーバーの牛乳だ。食育という言葉が一般化してしばらく経過するが、最近は「大人の食育」にも関心が高い。厚生労働省の調査によると「産地や生産者を意識して農林水産物・食品を選ぶ人」は73.5% 、「環境に配慮した農林水産物・食品を選ぶ人」は67.1%に達し、安いのがウリの輸入品とは一線を画す、安全性と美味しさを兼ね備えた国産品を選択する国民が多くなっているということだろう。

しかし牛乳は牛乳。スーパーで買う牛乳の10倍近い値段だ。しかも記者個人としては普段牛乳を購入して毎日飲むことはないので、牛乳は飲めるが大好きな方ではないのだろう。それに千円オーバーは果たしてどうなのか。飲んでみた。

一口飲んだ瞬間に思ったのは「牛乳臭くない!うまい!」だった。そう、いわゆる牛乳臭さはまったくなく、どんどんのどを通る。美味しい水をゴクゴク飲むのとまったく同じ感覚だ。720ml入りの瓶が気が付いたら、きれいさっぱりなくなっていた。おそらく冷蔵庫に詰まっていれば毎日飲み続けるだろうなぁと確信する牛乳だ。さすがに毎日買うことはできないが、千円オーバーでもたまにであれば出す価値はある。

ミルククリームはミルクから作られたジャムとでもいおうか、使用の感覚としてはピーナツバターのようにも思えるが意外とマルチな使い方ができる。

スプーンですくうと若干硬めのプリンとジャムの間という感覚だ。香り高く、見るからに濃厚なのが分かる。パンにつけて食べてもよいのだがコーヒーに入れるなどしてフレーバーを付けることもできる。

であればということで、キャラメル味を前述の牛乳に溶かしてみた。これで高級なキャラメル牛乳の出来上がりだ。液体のコーヒーやシロップを入れるわけではないので、牛乳の濃厚さはそのままにキャラメルの風味と甘さが牛乳に溶けだして幸せなひと時を過ごすことができる。

最後は「なかほら牧場 ぷりん」だ。カラメルソースは入っておらず、牛乳と卵の純粋もの。

甘さは有機栽培ブルーアガベシロップで付けられており、卵と牛乳の味わいを殺さずにじんわりとした甘みが残る。少し硬めのプリンなので、きっちりすくえて食べている感が強い。好みの問題だろうが、こどもが好む甘めの柔らかいプリンではなく大人向けの味わうプリンだ。

今回取り上げたプレミアムラインクラスのお取り寄せ商品は、毎日食せるわけではない。もちろん進物品にも最適だが、こういう時期でもあるからこそ自分へのご褒美や、たまのぜいたく品として心も体もいつまでも健康でいたい方に最適な選択だ。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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