人気ドラマ『孤独のグルメ』には数々の絶品なる飲食店が登場する。特に焼肉屋が登場するエピソードは絶大な人気を得ており、そのほか肉料理の回も注目を集めることが多いようだ。そんな『孤独のグルメ』に興味深い撮影エピソードがある。
大人気のトンカツ屋『波止場』
『孤独のグルメ』に登場する予定だった飲食店が、撮影3日前になり、突如として撮影中止を告げられたという。ドタンバで撮影中止を告げられたのは、とんかつ屋『波止場』(東京都目黒区原町1-3-15)。のちに、とんかつ評論家・豚勝太郎に注目され、いまや大人気のトンカツ屋となっている名店である。
『キセキ食堂』ではなく『波止場』が舞台となる可能性
事の顛末はこうだ。かつて『孤独のグルメ』で放送されたエピソード「埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食」。舞台は、とんかつ屋として人気を博している『キセキ食堂』。実はこのエピソード、『キセキ食堂』ではなく『波止場』が舞台となる可能性があったのだ。
「大変申し訳ないのですが他の店になった」
『波止場』の店主によると、ドラマの撮影スタッフから撮影3日前になり「大変申し訳ないが他の店になった」と連絡があったという。そして『キセキ食堂』の登場となったようだ。
最高すぎるトンカツが『波止場』にある
撮影が中止になったからといって、『波止場』のとんかつがダメなわけではない。むしろ他店では体験できないジューシーかつ旨味濃厚な、唯一無二のとんかつが堪能できる。つまり、控えめに言って、最高すぎるトンカツがそこにある。
店主の類まれなるスキルでしっかりと熱を通す
とんかつの断面は鮮やかな色あい。しかし、店主の類まれなるスキルでしっかりと熱を通し、「肉汁を逃さずジューシーで艶やかなのにしっかり加熱」を実現。まさに唯一無二。
『波止場』のトンカツは旨味の埋蔵量が尋常ではない
筆者は実際に『キセキ食堂』と『波止場』の双方で食べたが、どちらもとんかつという食ジャンルではあるものの、どちらも違う魅力でおいしさを味覚に届けている。『キセキ食堂』は芳醇で奥深い旨味が堪能できたし、『波止場』では旨味の埋蔵量が尋常ではない超ジューシーとんかつが楽しめた。
ハマりすぎて毎日食べたくなる『波止場』
もしトンカツが好きなのであれば、『キセキ食堂』と『波止場』のとんかつはきっと気に入るはず。『孤独のグルメ』に登場しようとも、せずとも、どちらも絶品なのだから。
ちなみに『波止場』のとんかつは一度でも食べたら最後、ハマりすぎて毎日食べたくなるので覚悟が必要である。うまい。うますぎる。
店名: 波止場
住所: 東京都目黒区原町1-3-15