日時:2022年4月2日(土)14:00〜16:30
会場:オンライン(Zoom)
お申込み:https://ws.formzu.net/fgen/S42040957/
自覚のないまま、そのデジタル音痴ぶりが世に知られるところになった日本であるが、それは建築の世界でも同様である。さまざまなモデリング手法の開発利用、それらと情報化プラットフォームとの統合的運用、デジタル・ファブリケーションへの展開、スタートアップ企業の創成など、欧米の建築系大学およびその周辺に共通して認められる若々しい活力の息吹が日本ではきわめて薄い。
だが、そのような日本にも力強い集団が出現した。CNCルーターを用いたデジタル家づくりプラットフォーム事業を中核とする集団、秋吉浩気率いるVUILDがそれである。デジタル化は単なる技術ではない。それは生産流通の仕組みを変えるばかりか、関与する人々の役割も変える。そこで秋吉は自らを「メタ・アーキテクト」と名乗る。 秋吉たちの試みが示す可能性と課題は何か。また、日本の建築ものづくり社会が抱える課題とは何か。この2月、第2回AND賞最優秀賞に輝いた作品、「まれびとの家」を含むVUILDの実践の解説を踏まえながら、おおいに議論を交換したい。
コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斉藤公男
1部 VUILD 秋吉浩気 「デジタルファブリケーションとメタアーキテクトの可能性」
2部 討論会(司会:香月真大)
コメンテーター:小笠原正豊(小笠原正豊建築設計事務所、東京電機大学)、伊礼智(伊礼智設計室)、木藤阿由子(建築知識ビルダーズ 編集長)