ご先祖様が泣いている!墓石の経年劣化原因を遅らせる掃除法を解説!

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

あなたは、年明けのお墓参りに行かれましたか? 

「仕事始めで行くヒマがなかった」
「年末に行ったからいいでしょ?」
「お墓参りって、ここ数年行ってないなぁ」
というあなた。

曹洞宗坊主の孫でもある筆者は、《お墓》というものには特別の思い入れがあります。前回は、“なぜ、墓石にお水やお茶をかけてはいけないのか”についてお伝えしました。

・【やっちゃダメ!墓石&墓参り代行業のプロが教える「墓参り」の作法】
https://getnews.jp/archives/3186589

墓石は年数が経過するうちにツヤがなくなったり、風合いが変わったりします。最悪の場合、お墓が欠損してしまうこともあるんですね。

今回は実際にH寺の住職に聞いた《劣化の原因》と《高額で購入した墓石を大事にするためのお掃除の方法》をお伝えしたいと思います。

お墓ってどのくらいの年月保つの?

丸野(以下、丸)「お墓というとなんとなく長くそのままの状態という印象があるんですが……

住職「お墓は約30年ほどの耐久年数しかありません。最長でも100年から130年程度です。よく遺跡のように朽ち果てている墓石がありますよね。あれは、お墓の基礎工事や使われる石の種類によって変わるわけですね」

丸「なるほど」

住職「高級で高価な御影石はよく墓石に使われます。これはかなり優れた耐久性で、1年中夏のような高温多湿にさらされたり何かがぶつかって欠けなければ、100年以上持つこともあります。あまり高価ではないすぐに水を吸ってしまう石を、丸野さんが住んでいるような京都などの温度差が非常に厳しい土地で使うと、石自体に入った水が凍り、膨張して墓石は割れてしまいます

丸「ほほう」

住職「さらに長持ちさせようと思えば、正しい基礎工事も行わないといけないわけです。そうしないと、さらに劣化は早まってしまいます。工事を正しくしないと、お墓が傾いたり、石のつなぎ目が保てなかったり……そんな弊害が考えられます

墓石自体が劣化してしまう原因?って

丸「墓石を長く保たせるコツは?

住職「それは、ズバリ《お掃除》です! 汚れを放置しているとシミになったりと汚れ自体が取れなくなることがあります。美しく長くお墓を保たせるには、汚れが取れるうちに《こまめに掃除をする》ということですね」

丸「と、いうことは墓石自体の劣化原因というのは、日頃の汚れが積み重なることが一番の要因なんですね。日常の汚れというのは、どのようにカバーすればいいんですか?」

住職「日常の墓石汚れは、花立てなどの水垢、周囲に墓石が密集していると悪い空気と湿気がたまり、カビやコケなどが発生します。カラスや鳩などの野鳥のフンは酸化物質が混じっています。それが付着してしまえばシミになるでしょうし、お供え物や落ちてきた葉が腐敗すれば、それもシミの原因になります

墓石のツヤがなくなったら……

丸「墓石のツヤなんかがなくなってしまったときはどうすればいいんですか?

住職「古いお墓というのには、新しいお墓のようなツヤや新調した魅力はありませんが、味があると思います。経年劣化が独特の味を出すわけです。ですから、ムリにキレイにする必要はないと思いますよ。どうしてもツヤを出したいというのであれば、お墓を磨く業者さんもいます。このお寺にもそういった業者さんが入るときも多いですよ

丸「墓石って磨き直せるんですか?

住職「墓石の磨き直し工事が決まってからは、私たち僧侶が魂抜きをします。墓石には魂が入っていて、磨き直し工事で一旦墓石を取り外すからなんです。工事の期間としては、2週間から3週間程度ですね。費用としては30万から80万くらいです。欠けやキズが目立つ場合は、高額になるということです」

経年劣化を遅らせるお墓の掃除法とは?

丸「劣化をできるだけ遅らせる知恵とかありますか?

住職「お墓を美しく保つためには、墓参りのたびに掃除してください。持参品は、ブラシや歯ブラシ、雑巾、ほうき、ごみ袋、タオル、大型のバケツなどの掃除用具です。ホームセンターに売っているので、お墓参り用のものを一式用意しておけば大丈夫です

丸「まずはどんな手順から?」

住職「まずはお墓全体にお水をかけ、順に雑巾で丁寧に拭いていきましょう。汚れをこするときは、できるだけ柔らかいブラシでなぞるようにこすりましょう。金属製のタワシなどは絶対に傷がつくのでやめてください。お墓から外すことができる線香皿や花立ては丁寧に水洗い。細かい隅の部分は、軟らかい歯ブラシで……。最後にタオルで仕上げます。車と同じで、濡れそぼったまんまだと汚れや砂、ほこりが付着しやすくなるので、NGです

最後に住職はこう締めくくりました。

お墓の汚れ落しに洗剤はいりません。水洗いで十分なんです。お墓の表面はツヤがあってツルっとしているように見えるのですが、あのように見えて石らしい小さな凸凹があります。そんなことで大切なお墓が変色してしまうといけませんから、決して使わないように……

みなさん、このポイントを踏まえてご先祖のお墓参りをしてみてください。お墓がキレイになると、心と体がスッキリするものですよ。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』やその他有名週刊誌で執筆、『プレジデントオンライン』の待機中。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』のポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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