【岡山県井原市が星空保護区に認定】地域の魅力を伝えるための更なる取り組み
今月1日、町内の屋外照明環境の整備や住民への啓発などに努め、「星が見えやすい」環境を作るために励んだ岡⼭県井原市美星町が、アジアで初めて「星空保護区(コミュニティ部門)」に認定されました。
星空保護区とは、国際ダークスカイ協会(IDA)が、「光害の影響がなく。暗く美しい夜空を保護・保存」するための活動へ取り組んでいる地域を「International Dark Sky Places(和名:星空保護区)」として認定するもので、屋外照明の厳格な基準のクリアや、暗い夜空を保護するための地域の取組、⼈々が夜空を体験するのに必要な環境整備などが、設定への条件です。
“アジアでトップクラスの星空環境の保全に取り組んでいるまち”として認められた井原市で、今回の認定を機に、更なる地域創生のために取り組むシティプロモーションプロジェクトが本格始動します。
今年度は「Everybody is A STAR」がコンセプトで、「関係人口創出」、「地域活性化」を目指して数々の取り組みが行われ、大都市圏との交流事業や、SNSでの魅力発信、イベントなどを通し、市内外の人が井原市や井原市に住む人々の魅力に触れられるような企画になっています。
井原市のシティーモーションプロジェクト企画概要
本プロジェクトでは、広いターゲットが参加できて楽しめる、数々のイベントが企画されています。
・写真や交流を通して井原の魅力を深掘りする「ステイケーション
このイベントでは、全国11,500⼈の「カメラ⼥⼦」が集まるコミュニティサービスの「カメラガールズ」とコラボし、井原市の滞在期間中、地域住⺠との交流を通じて「井原の魅⼒を詰め込んだフォトブック」を作成するという、「アーティスト・イン・レジデンス」の考えが用いられた企画となっています。
主な内容は、カメラ撮影セミナー、井原の輝くひとをリレー形式で取材する「Ibara Starsリレー」など。
参加者、地域住民ともに、「体験、発見」と「再確認」という形で、井原の魅力を考えられる機会をえられるイベントです。
出典
・井原への愛を綴る「1万⼈のラブ☆レタープロジェクト」
井原市在者や出⾝者だけでなく、天⽂ファンなどのあらゆる井原関係者から、井原市へ抱いている愛や想いを「ラブレター形式」で募集する参加型キャンペーンです。
「井原の好きなところ・素敵なところ」をしたため、投稿するというシンプルな企画内容ですが、書き手は、井原に対する想いを文字にすることで、改めてその魅力や愛着を実感できる上、集められたラブレターを読めば、井原市のことを知らない人でも、その良さを感じ取ることができると思います。
この企画では、より多くの年齢層や、あらゆる地域の人たちが参加できるように、市内各所に設けられた特設ポストに投函して応募する「手紙方式」と、オンラインでの「ハッシュタグキャンペーン」といった応募方法が用意されています。
■応募期間:2021年11⽉1⽇(⽉)〜2022年2⽉28⽇(⽉)
※特設ポストへの投函は11⽉15⽇(⽉)から可能
特設サイト:
出典
・応募者多数、星空レストラン第二弾企画「星空ピクニック」
昨年6000⼈を越える応募があった「星降るレストラン」。
その第2弾ダイニングアウト企画として実施される本イベントは、⽇本唯⼀のプラネタリウムプランナーをガイドに、地域の⾷材で作られたピクニックセットを楽しみながら、「天⽂を学び、星空を愛でるバスツアー」です。
市内在住者40名、市外在住者40名を無料招待し、SNSで情報発信を行う予定です。
ゲストは、⽇本を代表するトラベルインフルエンサー「AYUMI」さんがツアー参加します。
バスツアーを通して得られる思い出は、「井原をもっと知りたい」と思わせるきっかけになるでしょう。
■開催期間:2022年2⽉27⽇(⽇)
■AYUMIさんプロフィール
出典
今回開催されるイベントの数々は、井原の魅力に触れられる他に、普段実感できる機会があまりない「星空」を身近に感じられることが、日常生活の息抜きにもなるのではないでしょうか?
街灯や照明と違った輝きを持つ星空に癒されながら、そんな星空を守るために努めた井原や井原の人たちの温もりを感じられる、そんなプロジェクトになっています。