以前に長引く巣ごもりの中でのホームパーティーを全部冷凍食品でまかなうという記事を書いたが、簡単で美味しいものが調理なしでそろってしまうことで反響を得た。
※参考記事
長引く巣ごもりでもストレスなしでホームパーティー!全部冷食でそろえてみたらご馳走だった
https://rensai.jp/356355 [リンク]
緊急事態宣言も解除され、外で会食や飲酒もできるようにはなったが、それでも時間制限や人数制限があり従前の状態に戻ったとも言いにくい。そこで誰にも煩わされず家飲みをする際のおつまみや、ご飯や甘味まで用意して万全の態勢で楽しもうという趣旨で、今回もニチレイの冷凍食品だけを利用して「万全の体制」を整えてみた。なお、メニューの選択は記者の独断なので数ある冷食の中からお好みのものを選んでいただきたい。
まずはお酒のおつまみから。写真左は「れんこんひき肉はさみ揚げ 4個入(152g)」で、レンコンの歯ごたえと肉が絶妙にマッチ。そして衣にはしっとりとダシの効いた天つゆがグッド。工場でその都度ダシを取っているので風味と新鮮さもプラス。
写真中央は「お弁当にGood!モッツァレラチーズとトマトの包み揚げ 6個入(138g)」と「お弁当にGood!チーズカレー春巻 6個入(156g)」。女子が大好きなチーズをふんだんに使い、トマトソースの新鮮な酸味をピザ生地で包み上げた「一口揚げピザ」のような感じだ。そしてこちらも女子が大好きなチーズカレーで揚げ春巻きを作った逸品。カレー粉増量でパワーアップした春巻きはお弁当にはもったいないくらいの味だ。
写真右は「ソースハムカツ 6個入(132g)」で、濃い目の特製ソースにどっぷり浸かったハムカツでお酒が進む。懐かしい居酒屋メニューだが、本格的な揚げたてが味わえるのも冷食の利点だ。
こちらだけはフライパンでひと手間かけて調理する「麻婆茄子 270g(具材162g、タレ108g)」だ。具材とソースがセットになったお料理キットで、あらかじめカットされた具材を軽く炒めてソースにからめて出来上がり。これは少し想像とは異なっていて、本格的過ぎる味だった。それもそのはずで、花椒と甜麺醤を使用しているので、中華料理それも四川風に必ず必要な調味料を含めて惜しげもなく使っていることは一口食べればわかる。
ちょっと箸休め。写真左は「レンジでおいしい!北海道産フライドポテト アンチョビガーリック味 100g」で、ただのポテトだと思ったら大間違いだ。ニンニクの味と香りが強烈でアンチョビの塩味も効いて、何とも言えないお酒にピッタリの旨さ。かなり癖になるポテトなので要注意だ。
「塩あじえだ豆<タイ産>(400g)」は自然解凍でもOKなので、家飲みする日の朝に冷蔵庫に放り込んでおけばよい。塩味が付いているのでそのまま美味しく食べることができる定番のおつまみだ。熱いものが好みの場合はボイルしてもよい。
締めでご飯が食べたくなったら「牛すき焼めし 430g」はいかがだろうか。かなり量が多いので半分だけ調理。食べたい分だけ調理できるのも、冷凍食品の魅力だ。みんな大好きな「すき焼き」の味で和風のお味。肉もたっぷりと入り、満足感はハンパない。
そして牛すき焼めしでは重いという方はこちら、「焼おにぎり 10個入(480g)」。こちらも全部レンチンしてしまうと10個も入っているので、食べたい分だけを解凍しよう。北海道産の粒がそろった米だけを使用しているので、舌触りも炊き具合も鮮やか。それをおにぎりにして醤油をつけて焼いているのだから美味しいに決まっている。電子レンジの後にトースターであぶれば外はカリカリの網焼き風の焼きおにぎりに仕上がる。
食べて飲んでお腹がいっぱいになったところで、甘いものは別腹とばかりに「今川焼(あずきあん) 5個入(400g)」を用意した。実は記者の個人的な意見で恐縮だが、これが一番心に残ったのではないかと思うほど美味しかったので、今川焼単独でもぜひおやつに試していただきたい。粒あんの淡い甘さとあずきのうま味が練りこまれた今川焼はお祭りや縁日で食べるものと変わらぬ美味しさだ。忙しい時にちょっとつまむ軽食にもピッタリだ。
今回は撮影のために全部作ってしまったが、冷食の多くは必要な分だけをレンチンできるので家飲みの人数に合わせて用意すればよい。もし足らなければまた冷凍庫から出して電子レンジ直行で同じ味が出てくるのも冷食の利点だ。
同社のホームページでは商品ごとにオリジナルレシピを公開しているので、一工夫加えたアレンジを楽しむのもいいだろう。
外食ができるようになったとはいえ、長きにわたる巣ごもりで生活様式がオフィスから自宅中心に変化した方も多いだろう。本稿は極端な例かもしれないが、そういう方こそ食事の際のおかずや、軽食またはお酒のお供に冷凍食品を適宜活用して食卓の幅を広げ、時短で自分の時間を作ってみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影