長引く巣ごもりでもストレスなしでホームパーティー!全部冷食でそろえてみたらご馳走だった

  by 古川 智規  Tags :  

緊急事態宣言も延長または新たに発出され、それでも我慢できなくて以前のように注意せずに外出をしてしまう昨今だが、できればもうひと踏ん張りしたいところだ。
あえて五輪とは言わないがテレビでのスポーツ観戦や、以前よりも一緒に過ごす時間が長い家族との団らんにホームパーティーチックなことも気分転換には良いのではないかと考える。
しかしそのために料理をするのは負担が増すし、便利なデリバリーばかりでは経済的な負担も大きい。そこですべての料理を冷凍食品(以下、冷食)でそろえてみた。ホームパーティーだと、大人のお酒と子供のご飯が同じ食卓でそれぞれ用意しなければならないところだが、どちらにも兼用可能な料理を中心に選択してみた。

ところで冷凍食品といえばニチレイブランドだが、記者の年齢だと冷凍食品といえばお弁当のおかず専門か、母親の時間がない時の時短の一品と相場は決まっていた。
しかし技術の進歩とメーカーの努力は目覚ましいものがあり、出されても言われなければ冷食とはわからないレベルにまで達している。ニチレイフーズは日本における冷食の老舗中の老舗であることは言うまでもない。今回はホームパーティー用に記者が独断でニチレイブランドから10種類の冷食を選択して「調理」した。メニューは次の通り。

【おかず・食卓向けカテゴリー】
・なすひき肉はさみ揚げ 4個(140g)
・極上ヒレかつ 4個入(180g)
・骨なしフライドチキン 2枚入(200g)
・てり焼きチキンステーキ 2枚入(240g)

【ごはん類・グラタン・ドリア・冷凍野菜カテゴリー】
・たいめいけん サイコロステーキピラフ 430g
・そのまま使える 九州産のほうれん草 200g
・蔵王えびドリア 2個入(420g)

【おやつ・冷凍野菜カテゴリー】
・チーズワッフル 4個入(140g)
・北海道産じゃがいもの ハッシュドポテト 8枚(400g
・塩あじえだ豆

以上のメニューを3つに分けて紹介する。概ね4人分だが、それでもこれだけすべてを作ると多いかもしれないので、人数によっては小分けされた冷食は数を加減する等して工夫していただきたい。

まずはメインの肉料理から4品。プレート上の写真左から「なすひき肉はさみ揚げ」「極上ヒレかつ」「骨なしフライドチキン」「てり焼きチキンステーキ」だ。
「なすひき肉はさみ揚げ」は居酒屋メニューとしても定番で、味が濃いのでお酒のおつまみにはピッタリだ。「極上ヒレかつ」は冷食とは思えないしっかりとしたつくりで、衣と肉がはがれないしヒレ肉も柔らかいのでかみ切っても大丈夫。「骨なしフライドチキン」はペッパーソルトが効いたみんな大好きな外さない標準的なフライドチキンの味付けだ。「てり焼きチキンステーキ」は高級感あふれるジューシーな照り焼きチキンだが、骨なしなので手でつかんで丸ごと1個をほおばると満足感は高い。

大人はお酒を飲んでいても、子供はご飯を食べなければならないだろう。チャーハンとドリアの登場だが、野菜不足を少しでも補うためにチャーハンにはほうれん草を添えた。「そのまま使える 九州産のほうれん草」は自然解凍や流水解凍でも構わないのでレンチンの必要はない。朝に冷蔵庫に入れておけば夜には冷たく美味しい、あく抜き済みのそのまま食べられるほうれん草のおひたしになっている。今回はチャーハンの付け合わせとしたが、かつお節を振り醤油をたらせば立派なおつまみにもなる。
「たいめいけん サイコロステーキピラフ」は老舗洋食店とのコラボ製品でサイコロステーキが入ったお店の味を再現している。「蔵王えびドリア」は蔵王酪農センターから同社白石工場に毎日輸送される牛乳で作ったベシャメルソースにバターを加えてコクと風味を増した一級品だ。容器には米粒一つ残らない加工が施されており、子供でもスプーンできれいに食べきることができる。

最後は子供のデザートと、もう一飲みしたい大人のためにおつまみを同時に用意した。まずはデザートとしての「チーズワッフル」は、ワッフル生地にチーズを挟んでロール状にしたもの。自然解凍でも電子レンジでも、ひと手間かけてトースターで焼いても焦げ目がついてパリッと美味しい。「塩あじえだ豆」は味付け済みの枝豆なので、自然解凍でも流水解凍でもボイルしてもレンチンでもよい。記者はほうれん草と同様に冷蔵庫で解凍してそのまま食べたが、塩味が効いて粒が大きく食べ応えのある枝豆は、居酒屋ではビールとともに最初に注文するが、家ではリラックスしてプチプチ食べながら飲むのにぴったりだ。「北海道産じゃがいもの ハッシュドポテト」だけは電子レンジではなくオーブントースターかフライパンまたは油で揚げる調理をする必要がある。今回のメニューの順序だとワッフルと一緒にトースターで加熱するのが簡単でよい。塩味の効いたホクホクのジャガイモが板状になっているのはファストフードの朝食ではおなじみだが、フライドポテトよりも食感がいいのでフォークやスプーンでちぎりながらお酒のおつまみにしてもいい。
最後にニチレイといえばアセロラ。日本で初めてビタミンCたっぷりのアセロラを商品化したのもニチレイ。現在では「ニチレイ アセロラドリンク」として原料供給だけを行っているものの、ブランドとしてはニチレイのままだ。そこで子供向けのドリンクとして「ニチレイ アセロラドリンク」を用意した。その気になれば焼酎を本品で割って飲んでも美味しいので、家族で楽しむことができるだろう。

今回は家族で楽しむホームパーティーをテーマにして冷食+アセロラドリンクですべてをそろえたが、電子レンジとトースターと冷蔵庫での自然解凍ですべて完成してしまうので、調理らし調理も食材を購入する必要もない。それでいてこれだけのクオリティでパーティー料理がそろうのであれば、我慢ができない巣ごもりでも少しは心穏やかに家族で楽しむことができるのではないだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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