< 松本城 塗装中?の人が写っている、ご苦労様!(長野、松本 著者撮影/iPhone)>
戦国武将なんてものがあまり好きではないので、城にも比較的無関心だったが、松本城を訪れて考えが変わりそうだ。
大阪城だって名古屋城だって美しいんだが、やっぱり本物は外観だけ取ってみても美しい。いつまでも眺めていたくなるぐらいだ。この上なく美しいものを造りあげよう…という意図が滲み出ているとでも言いましょうか。
中に入るともっと違う。天守閣に侵入された場合でもなるべく多くの時間が稼げるように導線が長くなるように、そしてわかりにくくなっているので、階段の登り下りだけとっても不便で仕方がない。まあ白というのはそんなものなのだ。
堀が広いのには驚いた。今まで見た城の堀はこれより狭い。堀を泳いでくる人を見たら弓なり鉄砲なりの飛び道具で仕留める…というのが城の防御の基本だと思うが、鉄砲の時代になって射程距離が伸びたということだろうか?まあ堀なんて人海戦術で埋めてしまえば所詮それまでなんだが。
いや、いいものを見せてもらった。江戸時代から残る12の天守閣を全部周る旅というのはどうだろうか?とりあえず二つだけはクリアした。
弘前城(青森)、松本城(長野)、丸岡城(福井)、犬山城(愛知)、彦根城(滋賀)、姫路城(兵庫)、松江城(島根)、備中松山城(愛媛)、丸亀城(香川)、松山城(愛媛)、宇和島城(愛媛)、高知城(高知)
都会に近い城はみな燃えちゃってる。
了