狸谷山不動院 250段の階段を登り切った後に現れる大舞台

  by 飯島麻夫  Tags :  

< 入山口の石碑 さりげなく「阪神タイガース優勝」(京都、左京区、狸谷山 著者撮影/NikonD750)>

< 狸谷山不動院本堂(京都、左京区、狸谷山 著者撮影/NikonD750)>

< 「京都市民健康づくりプランの狸(京都、左京区、狸谷山 著者撮影/NikonD750)>

< 250段の石段を登り切ったところ(京都、左京区、狸谷山 著者撮影/NikonD750)>

一乗寺駅から狸谷山に向かって歩くと徐々に坂道が急になってくるが、左手に広い駐車場が広がる。交通安全自動車祈祷殿ということで車の御祈祷専門のしばらく行くとたくさんのタヌキたちと共に「狸谷山不動院」の石碑が現れる。いやいや実はここからが本番で、本堂まで250段の石段を登り切らないといけない。

石段の途中に可愛いたぬきが黄色い看板を掲げて持っていて…なになに?
『狸谷山不動院は京都市が推進する「京都市健康づくりプラン」を応援しています』とのこと。応援するも何も…250段の石段って元からでしょ?何だかお茶目だなぁ。

「不動院」というぐらいなので御本尊は「不動明王」。深淵な思想哲学に裏付けれられた仏教というよりはむしろ民間信仰的な色合いが強い。単なる私利私欲の成就だったり下世話なお願いであっても不動明王様なら許してくださるだろう…みたいなところがあるわけで、山奥の寺ながら寄進石碑などの数は大変なものだ。

本堂は「清水の舞台」を思わせる崖の上に聳え立つ大舞台。どうやら元々は1718年に崖の洞窟中に不動明王像を収めたのが始まりとのことだが、その洞窟に合わせて作ったらこのような本堂になったということらしい。奥深い御本尊の白い不動明王像がライトアップされて、目がぎらりと光っているのが印象的だった。

すれ違った観光客と思われる人は一組。京都の山はどこでも同じだが、晩秋になればさぞかし紅葉が綺麗なんだろうなぁと期待させられる。

「人の10倍考える」を信条に色々とやってます。 元銀行員で現在も金融系のIT開発等に携わるフリーランス。JICA国際協力ボランティア(パプアニューギニア)

ウェブサイト: https://rensai.jp/author/asaoiijima http://www.netlaputa.ne.jp/~asao http://www.netlaputa.ne.jp/~asao/portrait http://www.netlaputa.ne.jp/~asao/i

Twitter: asaoiijima

Facebook: asaoiijima