< 戦艦大和の1/10模型 なんとも美しいプロポーション(大和ミュージアム、呉、広島 著者撮影/NikonD200) >
戦艦大和を育んだという呉ってどんなところだろうと千葉から九州まで車で走破する途中、呉に一泊。
長崎港もそうだが呉港には現在でも自衛艦が普通に停泊している。車でナビが示すまま広島から運転してきたが、途中は山ばかりの険しい道。地図で見れば狭い二つの海峡に挟まれた広島湾内でも一番奥深い場所にある。軍港というのはこういう場所に設けるものなんだ…と改めて納得。
言わずとしれたわが国が世界に誇る史上最強の戦艦。「時代錯誤の大艦巨砲主義」と言われるが、まあいいじゃないか。そもそも空母の1隻や2隻余計に持ってたところで勝てたと言う戦争ではないのだから。所詮は負ける戦争だった。
この博物館を訪れる動機として「戦艦大和かっこいい!」で十分だと思う。国際情勢が物騒な方向に向かいつつある今日、いつまでも「平和ボケ」してる場合じゃないだろう。もしアジアで米国が戦争を始めたとすれば、我が国も巻き込まれずに済むはずがない。
了