[ゾンビ・サバイバル術] その時、あなたはどうする?:オフィス編vol.1

  by 伊波  Tags :  

 

やぁ、みんな。私の名前はボブだ。

来たるべきゾンビ・アポカリプス(黙示録)に備えて、常に生存方法を研究している私が、みんなにサバイバル術をレクチャーするこのコーナー。第1回目は多くのジャパニーズ・ビジネスマンが日々通っているオフィスでゾンビ・アポカリプスに遭遇した際の対処方法を伝授しようと思う。

 

あなたのアンテナ感度は?

とにかく、いつも危険に対してアンテナをビンビンにしているかどうかで、生存率が大幅に変わって来る。例えば、オフィスで地震が起きた時、君はどうしてる?「すごかったねー」とか、「揺れたねー」とか、キャッキャッ言ってるだけで、震源地はどこか、震度はいくつか、地震による津波の影響はないか、電車のダイヤに乱れはないかどうかをすぐにチェックしていないのでは?はい、そこのお前、デッド!

とにかく常にネット・サーフィンをしろ。仕事中も、会議中も、上司から机越しに指示を受けてる時でも、常に情報収集。自分のデスクトップを作戦本部と思うんだ。そうすることで、いざ、ゾンビ・アポカリプスが発生した時にも、いち早く、「うわ!銀座で生きた屍が暴れてるって!」と叫んでオフィスにいる全員を色んな意味で驚かせることができるハズだ。

生き残るためには、やることが山ほどある。
いち早く情報を得ることで、他者よりも迅速なアクションが可能となり、生存確率が飛躍的に上がるってわけだ。

 

荷物をまとめて、武器を取れ!

さて、ゾンビ・アポカリプスの発生を知った君が次にすべきこと。それは、食糧と飲料水の確保だ。
上司が机越しに指示をしている最中だったとしても、「ボス、秩序は崩壊した。グッド・ラック!」とだけ言い残して給湯室に向かおう。「君!何をふざけてるんだ!」と上司が掴みかかってきたとしても、振り払ってGO。
冷蔵庫には女の子たちが取っておいた茶菓子やなんかがあるはずだし、飲み物のほかにも昆布茶の粉末など、栄養になりそうな物資がたくさんあるはずだ。手当たり次第、カバンにぶちこもう。

そして、次に必要なのが武器。君がどの業界に属しているかで、入手できる武器の内容は大きく変わる。私の場合はイベント制作会社に勤務していたので、施工用道具の中にチェーンソーなんかがあった。まあ、日本のオフィスにはそういったものはなかなかないだろうから、即席の武器としておススメするのが『靴下ハンマー』だ。
靴下を片方脱いで、その中に硬貨や硬くて重いものをたくさん詰めてくれ。これで『靴下ハンマー』の完成だ。取り回しも簡単。手軽に威力抜群の武器が君の手に。

 

この時点で、ゾンビの群れはすでに君のオフィスに侵入しているかもしれない。果たして君や同僚たちの運命は?
次回はオフィスビルからの脱出、ゾンビとのファースト・バトルについてレクチャーする。

 

文:ボブ・ネストリック(ゾンビ戦術研究家)
取材・翻訳:伊波(ライター)

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