巣ごもりの『梅雨向けアイテム特集』は2回に分けて厳選品を紹介!その2

  by 古川 智規  Tags :  

毎度恒例の季節向け特集記事は夏を前にした梅雨バージョンだ。そうでなくても鬱陶しい日々が続くが、コロナ騒ぎ以来2回目の梅雨を迎え一層憂鬱になりがちだ。
そんなジメジメの季節にピッタリの製品や夏に備えての逸品を記者の独断で集めてみたので、アイテム選択の参考にしていただきたい。6月の梅雨になる前に2回目の記事を公開するはずだったが、今年は意外に早い梅雨の到来でまだ5月だが2回目の記事をお届けする。
厳選したアイテムが思いのほか多く二部構成でお届けしている本稿はその第2回目でメニューは以下のとおり。

・ストレッチレインジャケット/パープル(NERV)
・スリムウォーク 足のデオドラントジェル 足指 足裏用
・KAZE nice Dryer Premium・Stylish Steamer
・Alubruシリーズ
・Hinata Life
・エレメアレピ
・窓の呼吸

※参考記事
巣ごもりの『梅雨向けアイテム特集』は2回に分けて厳選品を紹介!その1
https://rensai.jp/349666 [リンク]

ストレッチレインジャケット/パープル(NERV)

第2回目の梅雨向けアイテムはレインジャケットからスタートだ。「ストレッチレインジャケット/パープル(NERV)」は写真を見ればお分かりのとおり、エヴァンゲリオンのワークブランド「A.T.FIELD」のタフで機能的で実用的なレインジャケットである。

2種類が用意されていて、ストレッチレインジャケット/パープル(NERV)とストレッチレインジャケット/レッド(WILLE)である。
ワークブランド『A.T.FIELD』からのレインジャケットながらもタウンユース感を強めたコンセプト。防水、撥水機能はもちろんだが、ストレッチ素材によりあらゆる方向に伸縮する着心地のよさを追求した商品だ。

その基本性能の追求は随所に見られる。まずは縫い目だが、シームテープ加工が施されており防水性を確保しているので脱いだらファスナーから水がしみ込んでいて…なんてことはない。
裏地素材は総裏メッシュで脱いだら水分とともに肌にベットリまとわりつくということもなくサラリとした着心地である。
フード部分は襟に格納できるので。ジャケットとしても本格的なレインウェアとしても使用可能だ。
そもそもデザインがエヴァンゲリオンの世界観を具現化したものなので、近未来的でスタイリッシュなのは言うまでもない。
こだわりはデザインだけではなく、製造は創業75年で老舗レインウェア専業メーカーである石川県のコヤナギである。また本品はJAMMYがエヴァンゲリオンのライセンスを管理しているので、当然ながら正規品である。ファンには「雨、雨降れ降れ~」の期待高まる逸品ではないだろうか。

スリムウォーク 足のデオドラントジェル 足指 足裏用

梅雨、そしてその後の夏になれば汗やにおいが気になる季節だ。特に足は何とも悩ましい。
エレキバンでおなじみのピップが販売する「スリムウォーク 足のデオドラントジェル 足指 足裏用」は、特に女性に最適な足専用のデオドラントジェルである。
なぜ女性に最適なのかを含めて記者の主観も交えながらレビューしたい。

本品には制汗成分もサラサラ成分も配合されている。その点はあまたあるデオドラント製品と同じだ。本品を使用後は表皮に膜を張り汗やにおいをがっちり抑え込む。
足の裏もそうだが、最もムレやすいのはやはり指の間だ。男性は比較的指先がルーズな靴を選択可能だが、女性はお仕事により先のとがった指が密着してしまう靴を履かざるを得ない場合がある。そんなところも考えられているのでご安心を。

本品はジェルではあるが、チューブから指に出して塗るタイプではなく、小さなボールによるロールオンタイプになっている。これにより手の指で触れなくてもボールを滑らせるだけで指の間に塗布できるメリットがある。
そして男性と比較して服にポケットが少ない女性の場合は、何でもカバンに詰める必要があり、その意味でも小型でファンシーなパッケージは違和感なく化粧品ポーチに同居させることが可能だろう。
男性の記者が感心したのはその香りである。だいたいの製品は無香料なことが多いのだろうが、本品はフレッシュソープ(記者にはフローラル系の香りと感じた)の香りがするので、まさに女性にはピッタリのアイテムだろうと感じたわけだ。
不快な季節だからこそより快適に過ごしたい女性の心情をくむ本品を選択してみてはいかがだろうか。

KAZE nice Dryer Premium・Stylish Steamer

KALOS BEAUTY TECHNOLOGYの商品2品を紹介する。
まずは写真奥の超速乾ドライヤー次に衣類スチーマーを取り上げる。

ドライヤーは年中使うものだろうが、ジメジメした時期に頭皮ケアもできる本品は重宝するだろう。
そしてスチーマーとは称するが、記者的にはアイロンと言ってしまって差し支えないと考える本品はアイロンのないお一人様にもぜひ手に取ってほしい優れものである。
では順を追って紹介する。

KAZE nice Dryer Premium(カゼナイスドライヤープレミアム)は「ダブル遠赤外線」「テラヘルツ波」「60℃低温風」という3つのキーワードで速乾はもちろんのこと、頭皮ケアにも寄与する。「60℃低温風」は頭皮や頭髪へのダメージを少なくするためであるが、後述するダブル遠赤外線で速乾を実現する。
写真は付属のハンズフリー置台に設置して撮影しているが、冷風モードで扇風機代わりに顔に当てればお風呂上りにも重宝する。
ところで、2枚写真はダイヤル部分のLED色が違うのにお気づきだろうか。このダイヤルはPCマウスの中ボタンのようなロータリエンコーダーになっており、光学的にダイヤル量を読み取り電気信号に変換して機器に送る。よって風量を連続的6段階に切り替えることができ、LEDの色は風の温度により変わる。すなわち、風量が大きくなると一時的にブレードが冷やされ温度が下がるが、それをリアルタイムに検知して光色が変化するので現在の温度が一目でわかるような仕組みになっている。したがって風量切り替えのための物理スイッチは存在せず、マウスのようにダイヤルをクルクル回すことにより電子的にスイッチするドライヤーとしてはハイテクな仕組みである。

ところで遠赤外線もテラヘルツ波も電磁波のひとつである。我々が目に見える光も、ラジオやテレビやスマホの電波も、電子レンジのマイクロ波も、お肌に大敵な紫外線も、レントゲンで使用するエックス線も、それよりも波長が短くエネルギーが高い放射線もすべて電磁波である。たまたま人の目に見える電磁波を光(可視光線)と呼んでいるに過ぎない。
そして可視光線のすぐ下の周波数(波の振動数)にあるのが赤外線である。中でも遠赤外線は可視光線よりも遠く電波に近い性質を持つ。リモコンの赤外線はこの逆で光に近い性質を持つ近赤外線だ。
遠赤外線は熱を持つものからは常に発せられており、もちろん人体からも出ている。そして熱源の温度が高いものほど強く出るので、通常の遠赤外線ドライヤーは熱源・ファンの次に当たる吹き出し口にセラミックブレードを配置して遠赤外線を出している。本品は吹き出し口のほかにも熱源にセラミックコーティングを施し、ダブルで遠赤外線を出す。そして本品の遠赤外線は特にテラヘルツ波と呼ばれ、遠赤外線の波長の中でも波長の短い電磁波をいう。
定義の仕方により異なるが、電波とは日本では法律により300万メガヘルツ(3THz)以下の電磁波であると規定されているので、周波数によっては電波ということもできるが、本品が発するのは中波長赤外線から遠赤外線と記した方が正確だろう。
この波長の赤外線は水分を含んだ頭皮のごく浅いところまでよく吸収し、水の分子を直接振動させ速乾を実現する。
なかなかハイテクなドライヤーなので、使用するにつれその良さがわかる逸品だろう。

「Stylish Steamer(スタイリッシュスチーマー)」は、衣類のしわ伸ばしができるスチーマーなのだが、実はこれアイロンと言ってしまった方がよい。
外観はドライヤーのようだが、吹き出し口がなく代わりに小さな穴が開いている。ここから高温蒸気が噴き出す。その温度は水の沸点を超えた摂氏120度。記者は2級ボイラー技士の免許を持っているが120度の水蒸気を作るのは結構大変なことを知っている。もちろん高圧にして沸点を上げるボイラーであれば簡単だが、身の回りのものでいうと圧力鍋の中の水が120度前後で沸騰するギリギリの線であり、それを超え圧力弁から噴き出す蒸気と言えばお分かりだろうか。
高温蒸気は消臭や除菌に役に立つのはご存じのとおり。写真のような蒸気が出るまでにかかる時間は室温にもよるが、スイッチを入れて概ね40秒から60秒くらいだ。消臭や除菌だけならば、そのままヘアドライヤーを持つ感覚で衣類にまんべんなく噴霧すればよい。また、エタノールや洗剤を使うことが難しいベビー用品や子供のおもちゃにも噴霧して除菌に利用したい。

そして注目したいのが、というよりも、記者はこれがメインだと思ったのがスチームアイロンとしての機能だ。
アイロンプレートを当てればそのままアイロンとして機能する。スチームスイッチを入れてスチームアイロンとしてももちろん利用可能でスチームモードはジェット・スチーム・プレス(スチームオフ)と3種類ある。
当然だがスチーム機能を利用する場合は、本機のお尻の部分にある水入れに水道水を入れておく必要がある。

実際にしわがある手ぬぐいをジェットモードでひとなでするだけでキレイにアイロンが掛かった。一人暮らしだとアイロン台とか専用のアイロンとか準備するものも場所も大変だが、本機はヘアドライヤーと同じ大きさで置台付きなのでラクチンである。
スチームアイロンとして、あるいはスチーマーと使い方はいろいろだが、スチーマー機能はマスクにも利用できるので、気が付けば毎日使うものになっているかもしれない。

Alubru-漆-キッチンブラシセット・Alubruキッチンオートディスペンサー&スタンド

アイセン・インダストリアルが販売するちょっと変わった、しかし実用性抜群のキッチン用品2品を取り上げる。
梅雨のジメジメした時期は衛生面にも気を遣うが、そもそもがうっとうしい季節なのでキッチン周りの家事、特に片付けを行う主婦の方にはステイホームも相まって気が沈む時期だろう。そんな方々におくるアイテムである。

まずは「Alubru-漆-キッチンブラシセット」だ。各種のキッチンブラシと立てて保管するケースがセットになっている。写真のものは化粧ケース入りで贈答用として最適だ。
キッチン周りの各種道具は毎日使うものなので、実は良いものをそろえたいと考えている主婦の方は多い。例えば鍋等の調理道具はそろえられても、食器を洗う道具までは考えていなかったという方が多いのも事実だろう。
その点で本品はステイホームで日ごろ会えない方に、お世話になっているお礼としてお中元で贈ってみるのもいい考えだ。またスタンダードカラー5色とプレミアムカラー3色から選択できるので、贈答用のほかに自身へのご褒美として購入するのもアリだろう。

さて、本品は4種類のアタッチメント式ブラシとハンドルで構成されている。ハンドルはアルミニウム製でブラシに接続して柄を長くしても軽くて持ちやすい。使用後はケースに立てておけば水抜き用の穴があるので、そのまま自然乾燥できる。
アタッチメントの内容は、ナチュラルファイバーブラシ、ステンレスブラシ、ガスレンジブラシ、0.045mm超極細マイクロファーバー素材「トレピカ」使用のボトルクリーナーである。

そして忘れてはならないケースだが、紀州漆器の技術を施した特製のものである。福島県の会津塗、石川県の輪島塗・山中塗と並ぶ日本三大漆器のひとつとして数えられるのが紀州漆器である。その歴史は室町時代までさかのぼると言われ、近代では伝統工芸に最先端技術や素材を組み合わせた先進的な産地としても知られる。その伝統だけにこだわらない技術が、樹脂製品やガラス製品への塗りという商品を生み出している。和歌山県に所在する同社が紀州漆器の主要産地である黒江地区の黒江塗を、本品ケースに施すコラボレーションが実現したのも自然の成り行きだったのかもしれない。そんな本物の高級品と実用性抜群の先端技術が組み込まれたブラシセットは、贈っても贈られても喜ばれる逸品だろう。見栄えの良い漆器だからといって床の間に飾ることはせずに、ぜひキッチンに飾って使い倒していただきたい。

もう一つは写真だけで特に説明の必要はないだろうが、「Alubruキッチンオートディスペンサー&スタンド」である。
本品は市販のキッチン用洗剤を入れておけば、手やスポンジやブラシをかざすだけで自動的に非接触で適量の洗剤が出てくるディスペンサーと、スポンジ等のキッチン周りのモノも含めて収納できるスタンドがセットになっている。
近接センサーが洗剤出口の奥に位置しており、手を本体に近づけただけで誤って洗剤が出ることがない設計になっていて、ちゃんと洗剤出口直下でかざさないと洗剤は出ない。また洗剤の1回の噴出量はボタンで調整することが可能で、洗剤の濃度により最適値をセットしておくと便利である。同社に取材したところ、非濃縮タイプの洗剤であれば問題なく使用できるとのことだったが、記者はあえて濃縮タイプの洗剤を1回の噴出量を最低にセットして使用してみた。結果は問題なく使用できるばかりか濃縮タイプなのでほんの少しの洗剤で洗えるのに、ついつい出しすぎてしまうことがなく、すすぎも楽になり洗剤もなかなか減らないという濃縮タイプ本来のメリットを享受することができた。エタノール消毒液も非接触式が主流になりつつある中でこの際、キッチンの洗剤も非接触でスマートな洗い物を実現したい。

Hinata Life(ひなたライフ)

「Hinata Life」(以下、ひなたライフ)と言えば感度の高い方はすでにご存じで、利用している方もあるだろう。まるでインスタグラムのような美しい写真が並び所有欲が沸くものばかりが並ぶECサイトである。
オシャレなリビングの実用品が取り揃えられている同社のECサイトから梅雨向けアイテムを厳選してみた。

まずは「マルチふとんドライヤー」だ。「そんなものはどこでも売っている」という声が聞こえそうだが、ごもっともである。しかしデザインだけではなく実用性にもこだわった逸品なのでご覧いただきたい。
同品は筐体にすべてがセットされているので、靴乾燥のアタッチメントを使用する以外は何も取り付ける必要はないしなくす心配もない。布団の下に差し込むホースは本体に畳み込まれているし、コンセントに差すACコードも本体に収納されている。
そして縦置きでも横置きでも使用できるところに秘密がある。設置場所を選ばないという点では確かにメリットなのだが、後述する洗濯物の部屋干し時には縦置きで乾燥機として活躍するほか、冬季には布団を温める使い方意外にスポット暖房としても使用可能だ。
実際に風量や温度を確認してみたが、動作中のノズル(ホース)は手で触れることができないほど熱くなるので(メーカー公称約75度)、熱を空気中に逃さないためにもホースは最小限の長さに引き出し、あるいは布団の下で這わせる方が効率が良い。ちなみに布団を乾燥させるためのエアマット等はないが、強力な温風なので入れておけば全体がきちんと乾燥する。
この熱風であれば、スポット暖房としては実用性十分であり、冬季の足の冷えや腰にスポット温風を当てれば心地よいだろう。洗面所のスポット暖房としての利用価値もあるので、年配者がいる家庭ではより重宝するだろう。その意味ではプレゼントにも最適だ。

次に紹介する同サイト取扱商品は大木製作所の「タワー型室内物干し(小)」である。梅雨の時期は洗濯物を干すのに部屋干しが多くなるが、あちらこちらにロープやつっかえ棒を渡して干すような面倒は本品で解決できるだろう。

本品は展開すると高さ122センチメートルとかなり大型なものだが、たたむと写真のこのサイズだ。一般的なマンションの玄関ドアに立て掛けてみたので大きさは想像していただけるだろう。質量は4.3キログラムだが展開してもキャスター付きなので、部屋での移動は楽だ。

物干しとしての機能はもちろんだが、展開すると3段の棚ができるので、本品を常時部屋の一部として展開しておくのであれば、一番下の棚が耐荷重があり、ここに100円ショップ等で売られている適当なボードや板を置けば数キログラム程度の重量には耐えられる物置棚になる。もちろんその下の床にもモノを置くことができるので、上部は部屋干し用のつり枠として開放しておくと部屋の整理にもなるだろう。

以上の2品を組み合わせて使用すれば、梅雨の洗濯物が乾きにくい時期でも心配ご無用だ。「タワー型物干し」の下に「マルチふとんドライヤー」をセットして熱風を送風すればあっという間に乾いてしまう。
同サイトに掲載されている商品はページデザインから見た目重視だと思われがちだが、確かにオシャレでスマートな商品は多いが、実際に使用してみると実用性も兼ね備えた本物志向だと結論することができるだろう。買う人のセンスで組み合わせて自分だけの使い方を探していただきたい。

エレメアレピ

クレイツが販売するドライヤー・ヘアアイロンシリーズ「エレメアシリーズ」の中から6月に発売される「クレイツイオン エレメアレピ(SSIE-G12PRO)」を取り上げる。
本品はショートヘアに特化したヘアアイロンで女性はもちろんのこと、最近では男性にも需要がありそうだ。
梅雨のジメジメした季節は髪も水分を吸って決まりにくいというオシャレな方にはピッタリな選択だろう。

スペックは汎用性が高く、電源はAC100-240ボルトのマルチボルテージなので、現在は海外旅行に行ける状態ではないが変圧器なしでプラグ変換アダプターのみで世界中で使用可能だ。
また温度設定が摂氏40度-220度と広範囲なのも特徴だ。設定温度はデジタル表示される。電源投入時は40度、でそこから20度刻みで10段階、最高温度は220度である。
また電源ボタン2タップで設定温度がロックされ、再度2タップで解除されるので誤って意図しない温度で使用することがない。
さらに、たたんで収納する際に便利なようにブレードロックスイッチが付いているので、非常にコンパクトに持ち運びが可能だ。

ちなみに記者はオシャレでもないし髪型を気にしたことはほとんどないので、美容師資格を持つプロにリリースを見せて意見を求めたところ商品スペックを見る前に「あ、クレイツだ!仲間内では1番か2番人気!でもサロン販売品にしては安いですね(価格は税別9800円)。温度範囲も広いし」という感想だった。機会があればプロに使用してもらい使用の感想を求めたい。
ということで、結局は記者が自分で試すしかないわけだが、正直なところヘアアイロンなんて一度も使用したことがない。オシャレな方のために厳選したつもりで、まさか自分で使う羽目になるとは思わなかったが、写真は記者自身が生れてはじめて使用したビフォーアフターである。もう十分に伸びきった髪でそろそろ散髪をしなければならない時期、失敗してもどうせ切る髪だと思い使用した結果なので、ヘアスタイルの良し悪しはご容赦いただきたい。使用環境は雨天時で部屋の湿度は85パーセントだった。湿度と伸びきった髪のせいでペターとダラーとなっているのを鏡を見ながら何となく挟んで上にあげたらこうなった。普段使用している方であればご自身のセンスでうまく決まるはずだが、整髪料を一切使用せずに本品で髪をなぞっただけだ。
ブレードが細く短髪でも初めてでも使用できるので、使い慣れた方はもちろんのこと初めての方でもプロ仕様のヘアアイロンで決めてみてはいかがだろうか。

窓の呼吸

アバンティが販売する「窓の呼吸」はなかなかのアイデア商品だ。
梅雨の時期はもちろんのこと花粉シーズンや、特に西日本の黄砂シーズンは窓を開けるといろいろと不都合なことがおこる。もちろん網戸は備えてあるのだろうが、大して役に立っていないのも事実だろう。
本品は網戸に貼りつけるだけで、雨・花粉・黄砂・PM2.5や火山灰等の微粒子をシャットアウトする優れものだ。しかし空気は通すので換気はできる。

さて、本品を取り出すとロール状に巻かれている。不織布シートに透明なフィルムが全面に付いている。
使用するのは不織布状のフィルターだ。10センチメートルごとにカット用の線が入っているので、網戸の大きさに合わせてカットする。この透明フィルムをはがすとシート全面に格子状の粘着テープがあらかじめ貼ってある。施工は簡単で網戸のサッシ(窓枠)に重ねるように透明フィルムをはがしながら建具と網全体に貼り付けていく。サッシ上部の並行さえ決めてしまえばあとは下に降ろしながら貼るだけなので難しいことはない。ちなみにメーカーによる施工方法は網の実寸より少し大きめにカットして網全体に貼りつける要領だったので、記者の貼り方は大きすぎということになる。

自宅のベランダ用網戸の半面に貼り付けてみた。本品の幅は50センチメートルなのでモジュールにもよるが半間(はんげん・3尺=約91センチメートル)の網戸であれば中心部を少し重ねて2回貼ればOKだ。ちなみにロールの長さは5メートルだ。
本品の意外な効果としては、外から中が見えないことである。これは同時に中から外が見えないということにもなるのだが、光は通るので外の様子はわかる、すりガラス状になったと思えばよい。直射日光は遮られるので夏前のエアコンを使用するまでもない気温時の暑さ対策にはいいだろう。
また網戸で困るのは雨天だ。網戸ではどうしても雨が降りこむが、本品を施工すると多少の雨ではビクともしない。その状態で換気することができるので、これからは雨天時でも窓は開放だ。要は網戸に撥水加工した不織布マスクをするようなものだとお考えいただければ、その内側の部屋は守られるというメリットがお分かりいただけるだろう。
またかなりの強風にも耐えるようだ。施工した自宅のベランダが西向きに開け、南から吹く風が建物に当たり東西方向に吹き抜けるので西風と南風は直撃する。しかし不織布マスクと同様に部屋に吹き込む風はかなりの制限を受けるので、風が強すぎてやむなく窓を閉めてしまうことがなくなった。湿度が高くせっかく風が吹いていても窓を閉めてしまうと不快指数が一気に増大するが、本品のおかげでエアコンを使用するまでもなく快適に過ごせる。

梅雨と巣ごもりのダブルパンチはなかなか痛い季節なのだが、沈んだ気持ちになっても仕方がないので、これらのアイテムでライフスタイルに合いそうなものがあれば手に取って試し、環境改善と気分転換にお役立ていただきたい。
次回は夏向けアイテムを特集する予定だ。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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