あれどっちだっけ「赤いたぬき」と「緑のきつね 」?3年にわたるバトルに終止符を打つ和解とは!

  by 古川 智規  Tags :  

間違い探しの写真ではないが、赤い「きつね」と、緑の「たぬき」が入れ替わっている。どうやら和解した証らしい。
東洋水産はカップ入り即席麺「赤いたぬき 天うどん」と「緑のきつね そば」を全国で期間限定発売している。
2018年から始まった「あなたはどっち 食べて比べて投票しよう!」キャンペーン では2年連続で「赤いきつね」が勝利したことは記憶に新しい。同社ではそれぞれのマニフェストに基づき「赤いたぬき天うどん」や「もっと赤いたぬき天うどん」を発売してきた。
バトル3年目を迎えた最終決戦の赤緑合戦では「赤いきつね」の投票数が8884票、得票率は49.5%、一方の「緑のたぬき」の投票数は9065票、得票率は50.5%と181票、得票率1ポイントの僅差で「緑のたぬき天そば」が初勝利を収め一矢報いた結果となった。
そして、お互いの健闘を称え合い、和解という形で合戦に終止符を打つことになったため、その「和解」記念として両者の具材がたすき掛けとなる新商品、「赤いたぬき天うどん」と「緑のきつねそば」 を発売することになったようだ。

緑のきつねそば

「緑のきつねそば」は、甘さを控えたかつおの風味が強いつゆを使用。具材には「赤いきつねうどん」にのっているジューシーなお揚げ。しかし「緑のたぬき天そば」の天ぷらのトッピングでも使われている小えび天ぷらのちっちゃいのも入っており和解への配慮も見える。

赤いたぬき天うどん

「赤いたぬき天うどん」は、かつおや様々な魚介の和風だしを利かせたつゆがマッチ。具材には「緑のたぬき天そば」でおなじみの小えび天ぷらをベースにした天ぷらに、「赤いきつねうどん」のお揚げを食べやすいサイズにしたきざみ揚げやたまごを加えた、こちらも和解にふさわしい内容になっている。

調理時間は和解をしても同じになならず、そばは3分、うどんは5分なので注意したい。
どちらを食べてもメインとなる具材はたすき掛けで違えども、両方の具材を食べることができるお得感と、「とうとう和解したか!」という安堵感もあり、楽しく食べることができる。
過去3回の合戦に参戦した方も、傍観した方も、合戦を終結させる和議を結んだ歴史的事実をかみしめながら、うどんとそばもかみしめてみてはいかがだろうか。記者は西日本出身なので陣営としてはうどん派だが、敵将たる「緑のたぬき」をたたえて「緑のきつね」からいただいた。

※写真はすべて記者撮影

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