世界中からの熱視線!高騰中の紅龍が狙い目!「アロワナ投資」の話を聞いた!

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

2010年代に入ってからマレーシア企業が、中国の富裕層へ向けて勧誘をしはじめた有望な投資、それは古代魚の一種であるアロワナの輸出でした。

アロワナといえば「生きている化石」と呼ばれる古代魚のひとつ。有名どころでいえば、南米産の《シルバーアロワナ》という種類を耳にしたことがあるかと思います。

しかしその飼育方法や繁殖方法など非常に難しく、この大型魚飼育には「覚悟」が必要。そういうと、重々しく聞こえるかも知れませんが、本当に大変なんです。アロワナは、日本でも熱狂的ファンが水槽内での繁殖を試み、追求するほどハマるそうなのですがその世界はかなりディープ。

今回は、ヴィンテージROLEXや絶滅危惧種のカメ飼育、ゲゲゲの鬼太郎フィギュア収集などでマニアックな観点から見た趣味の世界を楽しむ神戸製薬株式会社代表・吉田ナリアキラさんにお話を伺い、幸運の魚として高値がつくアロワナのディープな世界を個体写真と共に解説していこうと思います。

アロワナには複数の種類がある

丸野(以下、丸)「アロワナには何種類くらいがあるのでしょうか?」

<写真:過背金龍(カセキンリュウ)。背中の上の5枚目以上のうろこまで金になる(金が巻く)。その名のとおりめでたい魚。その中でもこのようにアタマまで金になる個体はゴールデンヘッドといわれ貴重で高値。>

吉田さん「実は、結構ありまして、お馴染み南米のシルバーアロワナ、同じく南米のブラックアロワナ、オーストラリアのノーザンバラムンディ、高級魚・アジアアロワナがいます。僕が飼育しているのは、アジアアロワナですね。インドネシアやマレーシアにはアジアアロワナがいて、シンガポールは輸入して繁殖させた後発国になっていますね。その色別に、“青龍”や“紅龍”“血紅龍”“紅尾金龍”“過背金龍”という呼び名がつけられています。日本で流通しているアジアアロワナには、証明書がつくんですね」

丸「証明書ですか?」

吉田さん「繁殖させたファームの名前やそれぞれのグレードを表す証明書ですね。流通する日本の平均値からいうと、やはり“紅龍”が一番高いですね。アロワナはだんだんと改良されて、今人気なのは太く育った迫力のあるものですね。相撲体形というか。これらのアロワナはすべて《一般財団法人自然環境研究センター》への登録が義務付けられています」

『神戸製薬 水槽 24Hライブカメラ』

丸「義務付けですか」

吉田さん「しっかりとした法制度が敷かれていて、取扱いや手続き、違反・罰則などが取り決められています。稀少種動物の種の保存が目的ですね。管理するために、個体の背中にマイクロチップも埋め込まれています。個別識別番号とチップ番号を証明書に記載しなさいということになっているんですが、こんな大きなもの背中に埋め込まれるなんてちょっとかわいそうというか……」

<写真:アロワナ体内に埋め込まれるマイクロチップ>

目指すは《国産アロワナ》繁殖

丸「繁殖はもちろん難しそうですが、飼育するだけでも難しそうですね」

<写真:最近メジャーなのがスプーンヘッドといわれる口のあたりが鬼ぞりになっているもの。これも吉田さんが所有しているラッショウコウリュウのスプーンヘッド>

吉田さん「アロワナを飼育するには、最低でも90センチ程度の水槽がいります。大型魚の世界ではこの程度の水槽なんてごく普通。横幅だけでなく、奥行きも問題です。さらに、大型水槽はとてつもない重量になるので、床に強度がある丈夫な住宅での飼育が必要です。アロワナの水槽選びは正直素人では簡単にできませんね。それに90センチは幼魚を育てるときの入門編で、アロワナがある程度のサイズになれば、少しずつ大きいものにしていかなければいけません。僕は成長に合わせ、水槽を徐々に大きくしていくテクニックを使っていますね

丸「ほほう。吉田さんはどのようなアロワナ繁殖を目指しているのですか?」

吉田さん「僕が目指しているのが水槽内での“日本産の紅龍”を繁殖させることなんです

丸「国産のアロワナですか!

<写真:藍底過背金龍(あいていかせきんりゅう)のうろこ。これも魅力です。あおみがかっており金1色ではない。金がまいてあがっている様子。このうろこが4枚くらいだと高背金龍といって安価なアロワナになる。>

<写真:高背金龍(幼魚)。4枚目のうろこ以上にはマット感がある。中には背中まであがっているやつもいてしっかりと見分けないと騙される。>

吉田さん「でも、この紅龍なんですが、幼魚のときには真っ赤でキレイなんですが、大きくなるにつれて色が落ちてしまう個体もあるんです。どういう色に育つかわからないものを育てるというのは、以前のカメ投資に近い感覚かも知れません

『誰も知らない「カメ投資」!絶滅危惧種カメを繁殖させた男に話を聞いてみた』
https://getnews.jp/archives/2942539

丸「国内産のアロワナなら、他の国のマニアが群がりそうですね」

<写真:吉田さんのアロワナバイブル>

死んでしまったアロワナのマイクロチップを調べてみると……

吉田さん「でもこのアロワナの管理なんですが、実は業者内で不正が起こっています。以前、管理用のマイクロチップが入っていない個体を購入してしまったことがあるんですが、“マイクロチップが入っていない”とクレームを入れたところ、“中で破損しているのかもしれませんね”とか“アロワナは暴れるので、体の中から飛び出してしまったのではないでしょうか”とか言い訳をするんです。でも、一度、水質のせいで死なせてしまったアロワナの背中からチップを取り出したことがあるんですが、幼魚の頃に体内に注入されたチップはかなり深いところに入っていて、飛び出すわけがないと思いました

<写真:紅龍の幼魚。まだ赤くないがこのころから可能性を見極める必要がある。尾や頬が赤みがかっている個体を狙う>

丸「詐欺なんですか?

<写真:マイクロチップリーダー>

吉田さん「おそらくアロワナは金の生る木ですから、海外のマフィアとか裏社会勢力が関与している可能性がありますね。これは、チップを読み取るリーダーなのですが、その死んでしまったアロワナのチップと証明書に記載されていた個体識別番号がまったく違いました。チップを埋め込まずに、最高級の《超烈龍》として販売されていた個体もあります」

丸「だったら、ちょっといい感じに赤く育ったアロワナに偽造の証明書をつけて、《超烈龍》として販売すれば、ボロ儲けじゃないですか」

吉田さん「そうです。アロワナが抱える闇はそういう部分です。出所がどこなのかわからないアロワナに高値がついていて、闇マーケットでは売買されているんですね。これは《一般財団法人自然環境研究センター》の怠慢だと思います。確認作業をしていない時点で、ダメですね」

丸「天下り法人の仕事なんてものは、そんなものです

吉田さん「だから、僕はそういう闇とは縁遠い《純国産》のアロワナを作りたいと考えているんです

飼育、繁殖の話だけを聞くことができると思っていたのに、闇マーケットの違法売買の話まで聞き出すことができた今回の取材ですが、吉田さんの話では良質なアロワナを繁殖させて販売していた優良業者が裏社会の組織に襲われ、命を落とした事件まであるとのこと。

ヴィンテージROLEXを狙った強盗騒ぎなどが今年に入って頻発し、価値のあるモノを狙った犯罪が世界中で増えているようです。高額なものになれば、数千万円(※プラチナアロワナが最高額4,000万円を記録)の価値まであるアロワナの世界。素人はあまり手を出さない方がいいのかもしれません。

取材協力:『神戸製薬株式会社』

本社:兵庫県西宮市天道町6番4号
大阪支社:大阪府大阪市中央区谷町>3丁目2-2セブン谷町ビル5F
TEL/FAX:0798(66)0327
URL:https://www.kobe-seiyaku.co.jp/

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』『神戸製薬株式会社present's NEOYAG』などのポータルサイト編集長、文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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