カフェ・ベローチェ 春の新商品『焼きたてクリーミーボール』『新・モーニングセット』が発売開始!世代により感動ものの懐かしい味も…

  by 古川 智規  Tags :  

「カフェ・ベローチェ」を運営するシャノアールは、3月22日より春の新商品『焼きたてクリーミーボール』と『モーニングセット』を発売している。
リニューアル商品もあるが、手ごろな価格でお腹を満たせるボリューム満点のメニューということなので食べてみた。

トーストサンド とろ~りチーズ&ハム

リモートワークが多い中でもさすがに寝坊ばかりはできまい。出社するにしてもリモートワークにしても、カフェからスタートという方も多いだろう。そこで手軽に食べられる「トーストサンド とろ~りチーズ&ハム」のモーニングセットの登場だ。3年ぶりの朝食新メニューとのことで、従来品と並行して販売される。
単体の写真ではわかりにくいだろうが結構デカい。サンドイッチ1個と侮るなかれ、食べ応えはあるのでしっかり朝食をとるには最適な大きさだ。

食べ応え十分なのは、その大きさでお分かりいただけるだろうが、その中身の充実さにも同社の意気込みが感じられる。
1個のサンドイッチでお腹を満たしてもらうには、単にデカければいいというものではない。「温かい食事」というのも重要な要素だ。冷たいものよりも温かいものの方が満腹感は得やすい。ホッとする精神的な安心感も満足感を得やすい。

女子ならばモーニングセットとはなっているが、ブランチとしても十分な量ではないだろうか。
簡単に言葉で書けばチーズ入りホットサンドイッチとなるのだろうが、中に入っている具材はなかなか考えられている。

中身はロースハム、モザレラチーズ、サラダほうれん草をサンドして焼き上げている。そしてチーズがとろけだすボリュームは視覚的にも大満足だ。ソースにはトマト野菜ソースを使用していて、それぞれの具材をうまく融合させている。
「朝11時までに300円以上ご購入すると、割引スクラッチカードが必ず貰えるモーニングキャンペーン」も同時開催しているので、特に春から新生活を迎える人を中心に朝食で応援したいとの同社の思いがあるようだ。

焼きたてクリーミーボール

「焼きたてクリーミーボール」は、“カリッ、ふわっ食感”というフランスパンのようなカイザーパンに、口どけの良いクリームを入れて焼き上げたちょっと不思議なメニューだ。
小腹が空いた午後のひとときにもおすすめのメニューということだったが、深夜の作業時にも満たしてくれるボリュームなのでスイーツとしても、軽食としてもおススメだ。実は2019年12月に発売をした際に好評だったために再登板となったようだ。

甘い香りとともにミルククリームがとろりとあふれ出る「ミルクアーモンド」。なんだか新しいもののようだが、記者が食べた感祖は「な、なつかしい!」だった。
何を懐かしがったのかというと、コンデンスミルクの味を感じたからだ。昔は今ほどイチゴの品種改良が進んでおらず、イチゴは基本的に酸っぱいものだった。よって食べるときには砂糖やコンデンスミルクをかけるのが常識で、しかし多くはかけられないので、大人になったら必ず満足のいくまでコンデンスミルクをたっぷりとイチゴにかけて食べてやると心に決めたものだ。しかし実際に大人になってみると、前述した通りイチゴの品種改良が進んでそのままでも十分に甘くて美味しいものになっていた。よってコンデンスミルクを味わう機会がほとんどなかったのである。
本品はコンデンスミルクではないしアーモンドも入っているので厳密には違うのだが、極めて近い味に感じたので懐かしさがこみあげてきたのだろう。さらにパンにもクリームが幾分しみ込んでいるので、噛めばまたクリームがあふれてくるぜい沢感は昭和の時代を3分の1ほど生きてきた記者の世代であれば涙ものである。
若い方には、ミルク感たっぷりの甘いちょっとボリュームのあるスイーツとしてとらえていただければ、イメージはピッタリだと思われる。

そして新フレーバーとして登場したのは、キャラメルクリームの中にザクザクのコーンフレークが入った濃厚な「キャラメルフレーク」だ。
こちらは女子ウケするだろうキャラメルにコーンフレークの食感がプラスされ、なかなか複雑な食べ応えを提供してくれる。
外のカリッとしたパンの食感と、中のパンのふわっとした食感、それにクリームのとろりとした柔らかさにコーンフレークのザクザク感が得られれば、他に何を求めるのかというほどの多彩な味わい方ができる。

どちらもクリームは甘いので、お好みのお茶と一緒に楽しんでいただきたいが、テイクアウトして夜まで秘蔵しておき深夜のPCでの作業まで待って、間食として食べるのもおススメだ。
スイーツとして2個同時に食べるのはなかなか勇気がいるほどの量なので、1個をイートインでもう一つをテイクアウトでというのも賢いオーダーだろう。カフェで仕事をしながら1個、持ち帰って自宅での作業で1個という具合だ。

同社に限らず飲食店全般として、新しい様式の生活が進む中で四苦八苦しながらも不自由な社会生活で何らかの応援ができないかと模索しながらメニューを提供していることは容易に察しが付く。「安くて美味しいものをたくさん」という要求を満たしてもらえるメニューなのであれば甘んじて応援を受けつつも、食べることにより今度はまわりまわって飲食店を応援しようという、おおらかな気持ちでもう少しだけ新様式の生活を続けてみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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