まるでバターそのものと話題の「かじるバターアイス」と本物のバターを舐め比べるぜ! 「本物のバターの前では所詮ただのアイス」

皆さんは最近赤城乳業から発売されたアイス菓子「かじるバターアイス」をご存知でしょうか。

見た目もそのまんまバターそのものな「かじるバターアイス」は発売されると瞬く間にSNSで話題沸騰! 味もまるでバターそのものだと評され、Twitterでは一時的にトレンド入り。一部のコンビニやスーパーでは品切れ状態になるほどでした。

本物のバターと舐め比べしてみたい

しかしバターといえばコクと芳醇な風味がたまらない高級食材。そのままの味を100円ちょっとのアイスに落とし込むなんてさすがに無理でしょ!

そこで本物のバターにも棒を突き刺し、かじるバターアイスと本物のバターの舐め比べをしてみることにしました。

というわけで森永乳業の北海道バターを購入し、棒をグイッと突き刺します。おお、見た目は「かじるバターアイス」そのもの。

ところがふたつを並べてみると大きさが全然違います。存在感というか貫禄の違いというか、まるで親と子ども。サイヤ人をやっとのことで倒したと思ったら次にフリーザが出てきたときのように、格の違いを感じますね。色はよく似てますけど。

バターアイスを舐めてみる

それではまず「かじるバターアイス」の方から舐め回してみましょう。

ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ペロンチョ、ペロンチョ。ズズズズズズゥーーーッ。ベロ、ベロ、ベロリンベロリン。ベロベロピャッピャッ、ベロピャッピャッ。ズルズルベロベロベロベロベベロン。チャーチャーチャッ。マカマカベロベロ、ペロッ、ペロッ! ベロリンベロリンベロベロベロリン、チョンチョンチョン。ブハーッ、ズルズルダラダラメロリンメロリン、ベロッ、ベロッ! ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ベロン、ベロン、ベロベロベロン!!

なるほど!!!!

確かに「かじるバターアイス」にはバターの芳醇な風味や程よい塩気、コク深い味わいが感じられますね。バターという脂の塊をカジュアルにいいとこ取りしてアイスに落とし込んでいます。純粋にウマいな、これ!!

本物のバターを舐めてみる

続いて本物のバターを舐め回してみることにします。

ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ペロンチョ、ペロンチョ。ズズズズズズゥーーーッ。ベロ、ベロ、ベロリンベロリン。ベロベロピャッピャッ、ベロピャッピャッ。ズルズルベロベロベロベロベベロン。チャーチャーチャッ。マカマカベロベロ、ペロッ、ペロッ! ベロリンベロリンベロベロベロリン、チョンチョンチョン。ブハーッ、ズルズルダラダラメロリンメロリン、ベロッ、ベロッ! ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ベロン、ベロン、ベロベロベロン!!

なるほど!!!! 舐めてるだけでは全然溶けない!!!!

これは思いっきりかぶりついてバターを口の中いっぱいにほおばらないことには味を比べられないですね。

というわけでバターの塊を欲望の赴くままにかぶりつく40代中年男性。親鳥が卵を温めるように、口の中でバターをじっくりと溶かしていくと、ジワジワと広がり始めるバターのコク! 風味! コッテリ感!!

そして口の中が溶けたバターで大洪水!! バターで溺れ死にそう!! だけどこれはウマい!!!!

もう一度バターアイスを舐め回してみる

では再び「かじるバターアイス」を舐め回してみることにします。

ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ペロンチョ、ペロンチョ。ズズズズズズゥーーーッ。ベロ、ベロ、ベロリンベロリン。ベロベロピャッピャッ、ベロピャッピャッ。ズルズルベロベロベロベロベベロン。チャーチャーチャッ。マカマカベロベロ、ペロッ、ペロッ! ベロリンベロリンベロベロベロリン、チョンチョンチョン。ブハーッ、ズルズルダラダラメロリンメロリン、ベロッ、ベロッ! ベロンチョベロンチョ、ベーロベロ。ペロチンペロリンペロペロリ。ビッチャビッチャベロリンベロベロベロンベロン。ピチャピチャッ。ベロベロベロリンベロンベロン。ベンベロベロリンベロベロリン。ベロン、ベロン、ベロベロベロン!!

あれっ、バターの味が全然しない……!!

口の中いっぱいに本物のバターの旨味が広がったあとに再び「かじるバターアイス」を舐め回してみると、もはやただのアイス。バターの風味などは微塵も感じられなくなってしまいました。

「かじるバターアイス」をもはや本物のバターと感じるのは、実際に本物のバターと舐め比べしていないから出てくる感想なのですね。やっぱり本物のバターはすごいわ!!

本物のバターを舐めるよりバターアイスを舐めるべき

でも逆に「かじるバターアイス」は人間が脳内でイメージするバターのおいしい要素をわかりやすく再現した味ということでもあるのでしょう。「かじるバターアイス」はバターそのものとは違うけど、バターっぽい美味しさを感じるには十分なのかもしれません。

むしろバターを丸かじりなんてしていたらカラダによくないです。本物のバターと舐め比べなんてしなければ「かじるバターアイス」で十分なバター感を得られます。バターを舐めたい気分になったら「かじるバターアイス」を舐めてください。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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