「防災×RPG」!? 異色の組み合わせ、家族で楽しめる防災本『防災クエスト』

「防災×RPG」という異色の組み合わせの書籍が発売された。その名も『防災クエスト』(小学館)。RPGとはもちろん、ロールプレイングゲームのこと。RPG的にミッションを攻略し、レベルを上げていくという防災本なのだ。

楽しみながら「防災」を学ぼう!『防災クエスト』

今年(2021年)は、東日本大震災から10年という節目の年。それだけでなく我々は昨今、台風や豪雨など、さまざまな災害に見舞われている。日々、不安を感じているという人も少なくないだろう。ただ『防災クエスト』著者であり、国際災害レスキューナースという仕事に携わる辻直美さんは、「災害は怖いけど、防災はおもしろい」というテーマを提唱している。

多くの人は防災を難しく考えすぎ、自分でハードルを上げている側面があると感じているのだと辻さんは言う。防災を真面目に捉えすぎず、遊びだと思って取り組むことが大切。そこで『防災クエスト』では、防災へのハードルを下げ、家族全員がゲーム感覚で取り組めるよう、RPG要素が取り入れられている。

その内容は、13の「防災ミッション」をマンガ形式で紹介。家族で協力してミッションを攻略、レベルを上げ、家族を守る“防災勇者”を目ざすというもの。防災を楽しく、気軽に学ぶことができるという。『防災クエスト』は、発売中。価格は1200円(税抜き)となっている。

著者・辻直美さんコメント

「私の考える防災は、日常の延長にあるものです。だから、だれにでもできる。子どもにも高齢者にも、普段はなかなか家事に協力しないパパにだってできる(笑)。家の中にあるものでできて、しかも簡単。やろうと思えばすぐ始められる。この気軽さがポイントです。だから私の考える防災は、ハマるとめっちゃおもろいんです」
(※本文より抜粋)

防災クエスト | 小学館:
https://www.shogakukan.co.jp/books/77803562[リンク]

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