カメラより心に焼き付けろ! カメラを持たずに『TOKYO STATION VISION』に行ってきた

  by マユゾノ  Tags :  

東京駅(丸の内駅舎)=工事中

こんなイメージがすっかり定着して久しいですが、ついについに、その工事が終了。
丸の内駅舎は、本来の姿を取り戻したのです。

そしてそれを記念して9月22日(土)・23日(日)の両日、大々的にイベントが開かれました。
その名も『TOKYO STATION VISION -トウキョウステーションビジョン-』

どんなイベントかと言いますと
“東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の完成を祝う記念イベントとして
大正時代創建当時の姿によみがえった駅舎をスクリーンに
最先端の技術<プロジェクションマッピング>を用いて高精細フルCG映像を投影するもの”
(公式HPより抜粋)
だそうです。
そして“入場料:無料”とありました。
ミーハーで貧乏性の僕にはもってこいのイベントです。

というわけで、2日目の今日。行って参りました。
雨上がりの夜空の下、JR東京駅丸の内北口にごった返す人、人、人……。それは道路を挟んで尚、駅舎を取り囲むように続いてました。

映像・音響についてですが、僕の陳腐な感想なんかよりも、Youtube等で動画を観て、それで各々何かしら想いを抱いていただいた方が宜しいかと思います。

と言うかですね……カメラを家に忘れたのです。
昨日までは「防水だから雨に降られてもへっちゃらさ!」とか1人で意気込んでたのに。
その上、携帯はバックライトが故障中で画面ほぼ真っ暗。それでも「なんとか写真の一枚でも」と思い、記憶と勘を頼りにボタンを操作して撮影しようとしたら、無情にも「電池残量不足のため、起動できません」の文字が……。

そう、僕は、記録に残すことに失敗したのです。

が、しかし。しかしですね。
撮影に気を揉むことがなかったお陰で、映像と音楽の方に集中し、記憶にはしっかりと刻み込まれました。

思い出をカタチに残すことも、大切かも知れません。誰かに伝えるためには、それが一番手っ取り早いし、説得力がありますから。
けれど話で伝えた方が、相手の想像力を刺激して、特別な思い出として残ると思います。

きっと僕がおじいちゃんになった時には、暖炉の傍で安楽椅子に揺られながら、孫にキャンディーでもあげて今日のことを話し聞かせることでしょう。
孫にあげるのはもちろん、ヴェルタースオリジナルです。

『脚本を勉強中のフリーター』という危うい肩書きを持ちながら、どっこい生きてます。