甘くないのがトレンドか?フルリニューアルした『ファーファ ファインフレグランス』シリーズすべての香りを試してみた!

  by 古川 智規  Tags :  

NSファーファ・ジャパンはプレミアム柔軟剤ライン「ファーファ ファインフレグランス」シリーズをフルリニューアルし2020年9月より全国で販売している。

「ファーファ ファインフレグランス」シリーズは香水のような香りの柔軟剤「ファーファ ファインフレグランス」(柔軟剤)と、その香りをミストにした「ファーファ ファインフレグランス ファブリックミスト」と、今回はレポートの対象外だが柔軟剤の香りをボリュームアップさせる洗剤「ファーファ ファインフレグランス ウォッシュ」からなるブランドである。
今回は発売されている柔軟剤とミストのすべてを試して、同社が行った調査をもとに最近のトレンドを探ってみたのでレポートする。

高価格帯の柔軟剤市場の成長は著しく、ライフスタイルの変化により一層の多様化が進んでいるという。同社の狙いとしては、個々に合う香りを楽しむことで毎日の生活をより充実させてほしいという思いがあるようだ。
以上の状況を踏まえ、同社では3種全てのデザインと性能を約3年ぶりに大幅リニューアルし、ウォーミングブーケの香りが楽しめる新香調「シエル」が加わったことによりラインナップが充実したことになる。

今回のリニューアルでは、シリーズ全体で素材や香りの抽出方法の見直しを実施し、香水にも使われる貴重な天然香料を贅沢に配合することにより一層の高品質な香りを提供する。「柔軟剤」は従来の抗菌・防臭効果はもちろんだが、残香性がアップし約2週間にわたり香りが続く仕様にモデルチェンジ。自宅で洗えない衣類やルームファブリックに手軽に使える「ファブリックミスト」は、従来の汗・タバコ臭に加えて洗えない衣類で気になる「食べ物臭」にも対応し消臭力がパワーアップした。

なお新しい香りの「シエル」については以前にウィズコロナ状況下での同社製品の効果的使用法について書いた記事があるので、そちらも参照されたい。
※参考記事
ファーファで殺菌手洗い・マスク手洗い・新しい香りで気分も一新!
https://rensai.jp/324276 [リンク]

ファーファ ファインフレグランス

柔軟剤の「ファーファ ファインフレグランス」は写真左のボトルから「オム クリスタルムスク」「アムール フローラルシプレ」「ボーテ プライムフローラル」、それに裏に隠れている白色の詰め替え用パッケージが「シエル ウォーミングブーケ」である。香りは個人の好みによるところが大きいので、詳細の言及は避けるが記者の個人的な好みとしてはシエルであった。

実際に使用してみると、洗濯中とその直後はそれぞれの香りが部屋いっぱいに広がるのはご存知の通り。ファーファの香りが好きで購入している層にはおなじみの光景だ。これまでと違うのはそこから約2週間は香りが続くことだろう。もっとも使用環境や外出する頻度により異なるものの、香りの持続性という点についてはその期間は長くなっている。洗濯物の種類にもよるが、おおむね次回の洗濯までは香りが持続していることだろう。ただし、洗濯直後の部屋中をファーファの香りで満たすほどのものではないので、そこまでの効果を望むのであれば後述のミストを活用されたい。

いわゆる生乾きのニオイの原因は雑菌の繁殖である。本品は菌の発生も抑えるため、この生乾き等で発生するニオイを防ぐ。実験として吸水性がピカイチの素材であり、乾きにくい素材でもあるる綿100%の衣類を本品を使用して洗濯し、洗濯槽にそのまま数時間放置したうえで取り出し、日光に当てずに部屋干しするという人為的に生乾きのニオイが出るような状況を作り出してみたところ、見事に洗濯直後の洗剤やファーファの香りしか残っていなかった。つまり洗濯後に取り忘れて数時間後に部屋干ししてもニオイは出なかった。
目には見えないがニオイでわかる雑菌が繁殖してしまうと、解消する手立ては家庭ではもはや漂白剤しかない。塩素系漂白剤は色柄物には使用できず、酸素系の漂白剤でも粉末と液体とでは成分が異なるために素材により特にウールやシルクには使用できないものがある等の注意を要する。複数の漂白剤を用意して使い分けるのであれば、予防的に本品を普段使いした方がコストパフォーマンスは高いのかもしれない。もちろん漂白剤は必要なものなのだが選択のたびに毎回使用するわけにはいかないので、衣類の繊維のためには使用頻度は少ない方がいいのは論を俟(ま)たない。

ファーファ ファインフレグランス ファブリックミスト

「ファーファ ファインフレグランス ファブリックミスト」は衣類はもちろんのこと、部屋等の空間にも使用できるフレグランスである。こちらも柔軟剤と同じ並びで撮影していて、詰め替え用にシエルが隠れている。
まずオーソドックスな使い方としては、衣類にミストして汗やタバコのニオイ、さらに家庭では洗えない衣類にミスとすることにより「食べ物臭」をもカバーしてしまう方法だ。これはお出かけ前の衣類や、帰宅時の消臭と翌日の準備として毎日のタスクとしたい普段使いだ。

また衣類だけではなく部屋やカーテン、ソファにも使用できるのでルームフレグランスとしても活躍する。洗濯物から香るのとは別に、空間をもファーファの香りにするにはミストを併用すると良い。
記者の個人的な使用方法なので決して推奨するものではないが、エアコンや気化熱を利用する冷風扇のフィルターを洗った際に本品を吹きかけておくと、除菌にもなるしそこから香りが一気に部屋に広がるので即効性があり気分もよい。

冒頭で香りは個人の好みと書いたが、それでも好みのトレンドというか流行りの傾向はあるようだ。
同社が20代から50代の女性(計400名)を対象に 「令和の香りトレンドとノンシュガラーに関する意識調査」を実施した。

香りを中心にグルメ・ファッション・メイクといった各分野について尋ねた結果、「甘すぎない」「甘くない」系統を好む「ノンシュガラー」がトレンドのようだ。その調査結果の概要は以下の通りだった。

・好きな香りや他人につけてほしい香りは柑橘系や無香料といった「甘すぎない」が今後のトレンド
・グルメではノンシュガーや甘さ控えめが人気でコーヒーは「ブラックや微糖」派が約7割を占めた
・ファッションでは甘めのフェミニン系よりも8割以上がカジュアル・綺麗めなど甘すぎない服装を好む結果に
・メイクではピンクなど甘めより落ち着いた色味のブラウン系や元気な印象のオレンジが好まれる傾向に
 ※「ノンシュガラー」:主に各分野で“甘くない“・“甘すぎない“ものを好む人々のこと

調査手法 : インターネットリサーチ
調査対象 : 20代~50代の女性
調査期間 : 2020年7月22日(水)
有効回答数 : 400名

以上のように、甘いものが大好きと相場は決まっているはずの女性が「甘すぎない」を好む傾向にあるのはおどろきだが、もちろんケーキやフルーツ等のスイーツは別なのだろう。確かに記者の嗅覚を基準にすると、本品のシリーズには甘い香りはないので時代の流行にマッチした配合と言えるのだろうか。それは使う方の好みの傾向により変わっていくのかもしれない。
トレンドか個人の好みかいずれを基準にするか迷うところだが、多くの香りがラインナップされているのできっと好みの香りが見つかることだろう。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

Twitter: jj6tje

Facebook: jj6tje