ファーファで殺菌手洗い・マスク手洗い・新しい香りで気分も一新!

  by 古川 智規  Tags :  

ファーファといえばクマのキャラクターの柔軟剤が有名だが、発売元のNSファーファ・ジャパンでは柔軟剤のみならずウィズコロナに対応する製品も、また既存の製品で今の時期に悩みの種のマスクの洗い方を公開する等、時勢に合わせた企業活動を行っている。
そこで本稿では、ファーファフレグランスファンには新しい香りを、ウィズコロナに対応するものとして医薬部外品の殺菌・消毒石けんと、無香料・無添加の洗剤を活用したマスクの洗い方を紹介する。

Medic Aid

まずは手洗いから。最近は外出時にはどこにでもエタノールや消毒液が置いてあるので、それを利用すれば良いが家ではやはり石けんによる手洗いが主流だろう。
同社では殺菌・消毒効果のある衛生商品の新シリーズ「Medic Aid(メディックエイド)」を発売している。
「Medic Aid」は薬用石けんで一般的な化粧石けんとは異なり、何らかの効果・効能が認められている。いわゆる医薬部外品とほぼ同義なので効果・効能の表示が許されているし、製品の製造工程においても医薬品に準ずる厳しい管理が求められる。

同社の調査によると、化粧石けんよりも薬用石けんが約3倍の売り上げになっており、世相を反映した結果と言えるだろう。
本品には固形タイプの「メディックエイド 薬用石けん」と、液体タイプの「メディックエイド 薬用ハンドソープ」が用意されている。
ファーファブランドなのに特に香りは付けられておらず、柔軟剤のイメージからは考えられないごく普通の石けんの香りだ。以前よりも頻繁に手洗いを実施することにより失われがちなうるおいを保つための保湿成分も配合している。
同社のプレスリリースによると、豊かな泡立ちでさっぱりした洗い上がりだということなので、本来は手洗い用だが記者の責任で固形石けんを使用してお風呂で全身を洗ってみたところ、確かに一般的なボディソープに劣らない泡立ちで汚れを落とすばかりか、シャワーで簡単に洗い流すことができた。
有効成分にシメン-5-オールを配合しており、これは広く利用されている殺菌剤である。いずれの製品も国産で、固形石けんは1個入りと3個入り、液体ソープはボトルと詰め替え用がある。香りよりも効果重視の石けんである。

ファーファ Free&・ファーファ ファインフレグランス

マスクの洗い方の前に、それに使う製品群と、9月発売の新しい香りの柔軟剤を紹介する。
まずは写真左の「ファーファ Free&」は香りのない洗剤と柔軟剤。写真は詰め替え用の紙パック製品だがこのままでも使用することはできる。新製品ではないが無香料・無添加だからこその洗剤が、図らずともマスクを手洗いする洗剤として脚光を浴びる。

一方、写真右は「ファーファ ファインフレグランス」シリーズをフルリニューアルして9月に発売。そのうえで新しい香り「シエル」が加わる。また柔軟剤ではないが人気の芳香消臭スプレー「ファーファ ファインフレグランス ファブリックミスト」も同時発売である。
「シエル」の香りの基調はウォーミングブーケを採用。一足お先に記者が使用してみたところ、今までの特徴的な香りとは一線を画し、だれにでも受け入れられる優しい香りに仕上がっている。よって特に好みの香りが決まっている「指名買い」の人はともかく、男女年齢を問わず幅広い層が同居する家族での使用や、今まで柔軟剤は使用していなかったが少しでも香りを楽しみたい男性にも違和感なく受け入れられる香りだと思われる。
ミストは衣類のみならず、ソファやカーテンさらには空間にも使用することができるので、部屋を丸ごと好みの香りにできる。香りだけではなく消臭剤でもあるので汗やタバコのニオイは言うに及ばず、食べ物のニオイも効果的に消臭するので帰宅直後にスプレーしておけば翌日の外出時にはリフレッシュできているという寸法だ。なお洗剤(ウォッシュ)については、今回の新しい香り「シエル」は発売されない。

無香料・無添加ブランドによる「やさしいマスク洗い」

最後に、同社公開のマスクの洗い方を紹介しよう。マスクが手に入らない時期ではなくなったが、それでもアフターコロナではなくウィズコロナに備えて一定の備蓄を維持するために、不織布製マスクを再利用したり布製マスクを手洗いしたりしていることだろう。しっかりと洗えば方法は気にすることもないのだろうが、洗剤の選択や洗い方で繊維を傷めずに長持ちするばかりか、見えないところで破損してしまえばマスクの意味がないことを考えると、洗い方も重要な知識になる。そんな考えから同社は洗い方を公開している。手順は次の通りだ。

1 使用量の目安に従って桶にファーファ Free&液体洗剤を入れ水に溶かす。

2 1の洗剤水の中にマスクを入れて、10分待った後軽く押し洗いをする。
  ※繊維を痛める可能性があるので、もみ洗いはしないこと。

3 洗い終わったら桶に入っている洗剤水を流し、桶に水道水をためてマスクの洗剤をすすぐ。

4 十分にすすげたら水気を切り、清潔なタオルに挟んで水気を取る。

5 水気が無くなったら、形を整えて陰干しで自然乾燥。※乾燥機は不可

<その他注意事項>
・マスクは洗濯によって縮むことがあるが、品質に影響なし
・他の人のマスクと一緒に洗わない
・洗剤液とすすぎ水にはウイルスが含まれている可能性があるため、洗剤液が飛び跳ねないよう、流す時には注意
・マスクを洗濯した後は、十分に手を洗う
・色物・柄物は変色する可能性あり

と、一般的な大切な洗濯物の手洗い方法とほぼ同じだ。ただし、注意事項はウイルス独特の項目があるので留意されたい。

さて、布製のマスクの場合は上記のメーカー推奨の方法で洗濯すればよいが、本来は使い捨ての不織布製マスクもある程度は繰り返して使用しているのではないだろうか。そこで、記者が普段使用している不織布製マスクを上記手順に準じて洗ってみた。布製と比較して繊維の結合が弱いのであまり強く押さないことだ。その分、洗剤を十分にしみ込ませるためにつけ置き時間を多めにした。すると洗剤液が濁り汚れが落ちていくのが目視できた。見た目にも汚れていたので装着には問題はないが、そろそろ替え時かと考えていたのが、もう少し使えるようになった。

「ファーファ Free&」は前述したとおり新製品でもなければ、ウィズコロナの世情を反映して開発されたものでもない。しかし、その製品の特長からマスク洗いにより良い選択肢の一つになる。その理由はそもそもマスクは肌に密着させるものなので、同じ肌に密着する下着等を洗濯するのに使用する洗濯用洗剤を使用するのは理にかなっていると言える。また従来のファーファというイメージとは異なる「無香料」なので鼻を覆うマスクに香りが残りにくく香りで気分を害することがない、中性洗剤なので手洗いをしても手肌を痛める心配が少ない、加えて香料・着色料・漂白剤・蛍光剤が無添加なのでアレルギー体質でない方でも常時口と鼻を覆い肌に密着させることを要求されるマスク洗いには最適であること等が挙げられる。

しばらくはウィズコロナになりそうだが、手洗いもマスクも適切に対応することにより、新しい香りを楽しむ余裕も生まれよう。そうして、みんなでアイデアを出し合い、助け合って困難を乗り越えていきたい。

※写真はすべて記者撮影

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