名前がボタニカル化してる!? 近年の女児の命名の傾向が話題に

  by 中将タカノリ  Tags :  

名前のボタニカル化がSNS上で話題になっている。

話題のきっかけはウェブデザイナーで書道師範としても活動する香織(@bird_nottasty)さんのツイート。

香織さんは毎月、審査の過程で約1000人の氏名に目を通すのだが、以前にくらべ女児の名前に“植物”をあらわす漢字が用いられることが増えていることに気付いたのだそう。

https://twitter.com/bird_nottasty/status/1300025000745787392?s=19

「審査で毎月、1000人分くらいの氏名を見るのですが、今の女の子名前ってボタニカルに寄りに変化してるねって話で盛り上がってた。
奈→菜
理→莉
由→結
ほか、桃、芽、華、柚、桜、花、凪、杏…あたりの漢字の使用もすっごく多い。ボタニカル化の背景ってなんでしょうね。」

言われてみれば人気子役の名前にしても芦田愛菜さん、小林星蘭さん、谷花音さんなどボタニカルな名前は多い……。

香織さんの指摘に対し、Twitter上では大きな反響が起こっている。

「今年就職した、私の娘も、『子』以外の文字はボタニカルに命名してましたw
背景については、個人的には、草かんむりの字を入れたかったと。。。」

「私は20数年前に娘に誕生月4月の花の名前を付けました。グラジオラスとつけるわけにはいかなかったので『葵』です。花は昔からあるしこれからもあり続ける。流行に左右されないと考えました。」

「江戸以前と江戸時代の名前って意外とボタニカル多いと思います、梅、梅子、花など。
明治でも菊、まつを、桜などボタニカルが結構ある印象です。
つまり今のボタニカル化では無く、昔に戻ったのかなと思いました。」

「草食系ではなく草飾系という訳ですね。」

なお香織さんによると、男児の名前にも「陸」、「海」、「空」などの字が多く使われる傾向があるようだが、女児の名前ほど片寄っているわけではないようだ。

時代によって変わりゆく名前の付け方。今年は新型コロナウイルス感染拡大による大きな社会変動があったが、これも今後の名前の付け方に影響してゆくのだろうか。

※画像提供:香織(@bird_nottasty)さん

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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