南千住某所にある怪しげな自動販売機。
なぜか1本だけ、何が出るか分からない、ロシアンルーレットみたいな謎のペットボトルがひっそりと佇んでいます。
手作りのパッケージには、いかにもな手書きの字で“100円”、“500PT飲料”と書いてあり、さらによーく観察すると、もともと赤字で書いてあったのが退色してほとんど識別できないのですが、“?(ハテナマーク)”が中央に大きく書かれたりしています。
いったいどんなドリンクが出てくるのか、勝手に妄想が膨らみます。
「昆虫のエキスが入った元気ドリンク?」
「南米に生息する獣の生き血的なもの?」
「地下室で醸造されたエキセントリックな発酵酒?」
「臭気を発する奇抜な南国フルーツのカクテル?」
で、買いました。
フツーに市販の炭酸飲料が出てきました。
……ただのお得な自販機でした。