「命をすてないようにネ」 杏さんが名曲『教訓Ⅰ』のカバー動画を公開

4月14日、女優のさんが、2017年に亡くなったフォークシンガー、加川良さんの名曲『教訓Ⅰ』のカバー動画を、所属事務所トップコートのYouTubeチャンネル上で公開した。

「命はひとつ 人生は1回だから 命をすてないようにネ」

というフレーズから始まるこの曲は元々、作家の上野瞭さんが著作『ちょっとかわった人生論』(三一新書)で記したメッセージを加川さんがアレンジし、国家主義や軍国主義への痛烈な批判と生命の大切さを歌ったもの。

「杏『教訓1』cover」
https://youtu.be/8Oo_DaRTJWM

杏さんはこの動画の説明欄に

「自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。
利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを

#杏 #教訓1 #StayHome #ステイホーム #おうちにいよう #ハンバートハンバート #トップコート」

と記載。50年近く前に発表された楽曲が時を経て、新型コロナウイルスの感染が広がる昨今の情勢にぴったり寄り添ったメッセージソングとなっている。杏さんの歌声とメッセージに、YouTube、TwitterなどSNS上では大きな反響が起こっている。

「泣いちゃった。逃げてでも生きよう。」

「杏ちゃんの綺麗な歌声に癒されて、歌詞は心に響いて、泣きそうです。
なによりも杏ちゃんとお子さんの元気な姿が見られて良かった。ありがとう!!」

「杏さんの歌声は少し掠れていて、でもとっても澄んでいて、儚げで、切なくて。
この曲自体は知りませんでしたが、是非原曲を聴いてみようと思いました。」

「杏ちゃんの歌声本当に本当に大好きです。心苦しくなるようなニュースばかりのいま、聞けて本当に嬉しいです。杏ちゃんの歌声を聴きながらおうち時間、ゆっくり過ごせそうです。」

「加川良をカヴァーしたのか!このタイミングで!ハードコア!」

「50年前の反戦と平和を込めた曲。杏さんは、今だからこそのメッセージを届けています。」

社会にストレスが満ち、なにかと殺伐としてしまっている今だからこそ、この動画を「利己と利他の循環」や生命の大切さについて考えるきっかけにしたいものだ。

※画像はYouTubeから引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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