電車内のベビーカー問題 子育て支援先進国フィンランド大使館のツイートが話題に

電車内のベビーカー問題について、フィンランド大使館の公式Twitterアカウントのツイートが話題になっている。

ツイートは11月13日にYahoo!ニュースに掲載された「電車内のベビーカー問題、子育て応援スペースの設置は「公平」か?」と題する記事中の文章を引用し、リツイートしたもの。

フィンランドの公共交通機関では大抵ベビーカー専用の車両・スペースがあり、ベビーカーを押す大人の運賃は無料という、充実した子育て事情を紹介する内容だ。

https://twitter.com/FinEmbTokyo/status/1194811483764469760?s=19

「フィンランドでは、市電、バス、地下鉄のいずれでも、ベビーカーごと乗りこむ入り口が決まっています。そして、ベビーカー1台につき、大人1人が運賃無料。というのも、料金を支払うためにベビーカーを動かしたりすることが「子どもにとって危険」という考え方だからです」

一方、ベビーカーどころか小さな子どもを連れているだけで肩身の狭い思いをする日本……フィンランド大使館のツイートに対し、Twitter上では大きな反響が起こっている。

「こういうところ、どんどん見習って取り入れてほしい」

「折角ベビーカーや車椅子の為の広いスペースがあっても、そこに一般の(車椅子やベビーカー持ってない方)が沢山居て、
ベビーカーで乗車しても平気な顔して知らん顔。で、退いてくれない。
全ての車両にあったとしてもきっとそれは変わらないんだろうなと思いますね。」

「フィンランドって、確か消費税みたいなヤツが25%くらいじゃなかったっけ?
でも、文句を言う人がいない。
こういうエピソードを知ると納得するよね。
払ったものがちゃんと還元されてるんだもん。」

「同じ重税国家でも日本と大違い」

「人口密度が違うんでしょうね、、」

「それ賛成。障害者も同じ。重度の方になると二人必要。ただ、二人の場合、一人は無料でも二人目は普通料金だったりする・・・」

「交通機関のこういう配慮、企業努力を日本にも期待したい。そして、そういう企業には手厚い助成金だって払っていいと思う。そういうところに税金が使われるのは、納税者として嬉しいし、これが回り回って経済効果にだってきっと現れるはずなんだけど、日本って根本的な発想のスタート地点が違う気がする」

フィンランドは重税国家と言われるが、たとえ税金が高くても今回紹介されたシステムのようにそれが確実に社会に還元されていると感じられれば納税者も納得できるだろう。今回のツイートは多くの人にとって、フィンランドと比べ日本にどのような問題があるのか考察するいい機会になったようだ。

※画像はTwitter(@FinEmbTokyo)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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