半年間で、約“8キロ”の減量。
これは、筆者のダイエット成果です。学生時代は標準体重だったのですが、生活が不規則になるにつれ20キロも増量してしまいました。医者にも注意を促されていましたし、ちょっとしたキッカケがありダイエットを始めました。
標準体重にはまだ遠いですが、はじめの半年としてはまずまずの成果が出たのではないかと思っています。
減り方こそ緩やかになりましたが、現在も体重が減り続けています。このまま継続すれば、目標達成できる日も遠からず訪れるのではないかと楽しみにしています。
主に食を改めることで、減量しました。運動嫌いな筆者には、「有酸素運動でカロリーを燃やせ!」的なダイエットは無理との判断です。
ここでは筆者のダイエット方法を紹介し、その後に“ダイエットの極意”をお伝えいたします。
摂取カロリーを減らす
まず実践したのは、“摂取カロリーを減らす”ことです。
具体的には、毎日の“朝食抜き”と、週1回の“1日断食”を行なっています。実はダイエット目的で始めたのではなく、内臓を休ませるために試行してみました。体の不調を改善する目的だったのですが、思いのほか減量効果があったため、そのままダイエットへと移行した次第です。
食事回数を減らす方法やメリットについて、ここでは詳しく触れませんが、筆者の場合は減量のみならず、血液検査の結果まで改善しています。書籍も数多く出ていますので、興味がある方は、ぜひお調べください。最近の著作であれば、『「空腹」が人を健康にする(著:南雲吉則)』が有名です。
ダイエットという観点のみで考えれば、なにも朝食を抜いたり絶食する必要はありません。要は、摂取カロリーが減ればいいのですから。毎食の量を減らすなり、油物を避けるなり、やりようはいくらでもあります。
ただ筆者の場合、食事量を減らしたり、油物を食べられない事には、大きなストレスを感じます。ですから1回の量や質は変えず、食事の回数を減らすことで、摂取カロリーの帳尻を合わせています。朝食抜きや、1日絶食と聞くとハードルが高いと臆するかもしれませんが、毎食に制限を加えるよりはストレスなく実践できます。あとは暴飲暴食や、就寝前の飲食を避けるように、気をつければ良いだけです。
基礎代謝を増やす
“基礎代謝”は、生命を維持するために消費されるエネルギーの事です。じっとしていても、生きているだけでカロリーが消費されていきます。
そして“筋肉量”を増やせば、基礎代謝が増えて太りにくい体になります。つまり“筋トレ”をすれば、太りにくい体になる訳です。
トレーニングの際は、下半身の筋肉を中心に鍛える事をおすすめします。下半身には、体重を支える大きな筋肉がたくさんあるため、ここを鍛えれば効率的に筋肉量を増やすことができます。スクワット15回が、腹筋500回に相当すると言われています。それほど、筋肉の大きさや量に違いがあるのです。
下半身のトレーニングは、“スクワット”や“ランジ”といった方法が有名ですが、トレーニング嫌いの人には“階段のぼり”をおすすめします。日常生活で、エレベーターやエスカレーターに乗るところを、あえて階段で登る。これだけでも、下半身の筋肉が鍛えられます。
日常生活がそのままダイエットに直結するのですから、習慣にしてしまえば「トレーニングしなければ!」と気負う必要もありません。
ダイエットの極意
ダイエットとは突き詰めて考えれば、とてもシンプルなものです。
“消費カロリー”が、“摂取カロリー”を上回れば痩せる。
つまりダイエットは、“消費カロリーを増やす活動”もしくは“摂取カロリーを減らす活動”と言い換えることができるでしょう。
しかし、一時的な運動で消費カロリーを増やして減量したり、一時的に偏食や絶食をして摂取カロリーを減らして減量しても、元の運動量や食事量に戻ればリバウンドしてしまいます。
これを避けるには、どうすれば良いのでしょうか。この答もシンプルで、“元の運動量に戻らなければ良い”もしくは“元の食事量に戻らなければ良い”という事になります。
つまりダイエットの極意とは、“継続可能な方法を選ぶ”ことに他なりません。
これはもうダイエットと言うよりも、“生活改善”と捉えた方が正しいのではないかと思います。たとえ短期間で劇的なダイエットに成功したとしても、状態を維持できなければ意味がありません。習慣として日常生活に取り入れることができなければ、ダイエットの成功はありえないとも言えるでしょう。
物事は、シンプルに考えた方が上手くいくものです。
次から次へと紹介されるダイエット方法や、ダイエット器具、ダイエットフードに翻弄されるよりも、極意に沿ってシンプルなダイエットを実践する方が効果的かもしれません。
極端に言えば、“食べないだけで確実にやせる”のですから。
※ 健康を損なう可能性があるため、過度な絶食や偏食はおやめください。
※ 膝を痛める可能性があるため、スクワットやランジは正しい方法で行なってください。