10月7日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなったイラストレーターで映画監督の和田誠さん。
10月11日には長男で人気バンド、トライセラトップスのギターボーカルを務める和田唱さんがTwitter上で父を偲ぶコメントを公開した。
唱さんはコメント中で、子供時代から父の影響で映画やジャズに興味を持ち、ルールに縛られない自由な生き方を教わったことにふれ「お陰で俺は幸せな人間だ」と感謝の想いを打ち明けている。
「親父が天国へ旅立った。最近は日々具合が悪くなっていったから、どこかで覚悟はしていたけれど、同時に奇跡が起きることも願っていた。でもそれは叶わなかった。今思えば、きっと、親父なりにベストなタイミングでの旅立ちだったんだろう。親父はキャンプとか釣りとかスポーツとは無縁で、→(続く)」
親父が天国へ旅立った。最近は日々具合が悪くなっていったから、どこかで覚悟はしていたけれど、同時に奇跡が起きることも願っていた。でもそれは叶わなかった。今思えば、きっと、親父なりにベストなタイミングでの旅立ちだったんだろう。親父はキャンプとか釣りとかスポーツとは無縁で、→(続く)
— 和田 唱(トライセラトップス) (@sho_wada) October 11, 2019
https://twitter.com/sho_wada/status/1182642394858016773
「その辺のことは一切教えてくれなかった。お陰で俺はインドア派だし、スポーツのルールも大体知らない。でも親父は映画を教えてくれた。ジャズを教えてくれた。ルールに縛られないこと、好きなものは好きでいいこと、自分がこうだと思ったら貫くことを教えてくれた。お陰で俺は幸せな人間だ。→(続く)」
その辺のことは一切教えてくれなかった。お陰で俺はインドア派だし、スポーツのルールも大体知らない。でも親父は映画を教えてくれた。ジャズを教えてくれた。ルールに縛られないこと、好きなものは好きでいいこと、自分がこうだと思ったら貫くことを教えてくれた。お陰で俺は幸せな人間だ。→(続く)
— 和田 唱(トライセラトップス) (@sho_wada) October 11, 2019
https://twitter.com/sho_wada/status/1182642537871204352
「だから明るくサヨナラをしたい。それが和田家流だ。でも魂は死なないし、心にその人がいる限り、どのみちサヨナラなんてない。肉体的なしばしの別れに過ぎないから、「おとう、またな!」くらいにしておこう。でもThank YouとI Love Youは添えておくよ。 唱」
だから明るくサヨナラをしたい。それが和田家流だ。でも魂は死なないし、心にその人がいる限り、どのみちサヨナラなんてない。肉体的なしばしの別れに過ぎないから、「おとう、またな!」くらいにしておこう。でもThank YouとI Love Youは添えておくよ。 唱
— 和田 唱(トライセラトップス) (@sho_wada) October 11, 2019
https://twitter.com/sho_wada/status/1182642653646618624
親子の深い絆を感じられる感動的な唱さんのコメントに対しTwitter上では大きな反響が起こっている。
「つかこうへいさんの本が好きで表紙や挿絵が和田誠さんでした。つかさんのエッセイで「生まれ変わったら何になりたい」との質問に誠さんが「自分の子供」と答えられて理由が「俺がめちゃくちゃ可愛がるから」と😊
唱さんがその誠さんの息子さんと知った時は感動しました。心からご冥福をお祈り致します。」「和田唱様
この度は御愁傷様でした。
親を亡くす悼み、悲しみなどの想いは、歩んだ人生と深く関係すると思うので、本人にしかわかり得ない事もあるのだと思います。
ただ、同じ経験をしているので、痛みはわかると思います。
日曜日から始まるツアー、想いを乗せて私たちに届けてください。」「「おとう、またな」
10年分の思い出しかない父の事を思い出します。
厳しい父だった様ですが私には優しい父の記憶しかありません。
また会いたいです
唱さん お母様のお力になってあげてください。
お父様のご冥福をお祈り申し上げます。」「この年齢まで来ると殆ど自分も同世代だから「どこかで覚悟はしていた」からの部分は本当によく解ります。人生の最期が近い頃に唱さんのソロアルバムを…特に「Home」という素晴らしい曲を聴く事が出来たのは、最高のプレゼントだったのではないでしょうか。心から…本当に心から、お悔やみ申し上げます」
「お悔やみ申し上げます。
唱さんのツイートも、レミさんのコメントも とても温かくて、素敵なご家族なのが伝わってきました。お父様のイラスト、好きです。」
違うジャンルではあるが同じく芸術の世界で成功をおさめた誠さん唱さん親子。唱さんにはこれからも父の生き様を受け継いで素敵なアーティスト、家庭人として歩んでいただきたいものだ。
※画像は「和田唱(TRICERATOPS)1stソロアルバム『地球 東京 僕の部屋』特設サイト」から引用しました
https://eplus.jp/sf/live/showada