脚本家・小説家の一色伸幸さんの「どんな仕事でも、決め手は、愛。」というツイートに注目が集まっている。
一色さんは今年の夏に父を亡くし家族葬を営んだが、いよいよ荼毘に付されようという折りに、葬儀屋が「出棺を10分早めませんか?」と提案してきたという。
葬儀屋は一色さんの父が海の絵を多く描いていたことを知り、火葬場に行く前に遺体を海岸へドライブに連れて行こうと提案したのだ。
https://twitter.com/nobuyukiisshiki/status/1181052569000394753?s=19
今夏の父の家族葬。葬儀屋さんがふいに、「出棺を10分早めませんか?」と。「お父様の描いた水彩画を見てると、海の絵が多い。焼き場に行く前に海に行きましょう」父の棺を乗せた車で、材木座海岸をドライブ。忘れられない時間になった。
— 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) October 7, 2019
今夏の父の家族葬。葬儀屋さんがふいに、「出棺を10分早めませんか?」と。「お父様の描いた水彩画を見てると、海の絵が多い。焼き場に行く前に海に行きましょう」父の棺を乗せた車で、材木座海岸をドライブ。忘れられない時間になった。
https://twitter.com/nobuyukiisshiki/status/1181052844289347584
どんな仕事でも、決め手は、愛。
— 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) October 7, 2019
どんな仕事でも、決め手は、愛。
一色さんは葬儀屋の心遣いに感動し、どんな業者でも対象への愛こそが働く人をプロたらしめるのだと結んでいる。
一色さんの一連のツイートにTwitter上では大きな反響が起こっている。
「私はかつて父の柩に本を入れました
“高価そうな本ですが良いのですか”
“いいんです”
“父は大事に読んでいましたが私は専門外で持っていても仕方無いので”
“そうですか”
“先生は天国でも勉強されるんですね”
この葬儀屋さんの一言のお陰で今も父があの本を読んでいる気がするのです
感謝しています」「葬儀社さんの粋な心配りと観察眼、素晴らしいですね。そして何より故人の為という体でいて、遺族の方々の心のケアも上手にされていらっしゃったのだと思います。大好きな海を背にお父様が良い場所へ昇っていけますようお祈り申し上げます。」
「コーヒーが好きだった父の出棺の時に、葬儀屋さんの若い女性がコーヒーを供えましょうか?と言ってくれて。嬉しかった。家族も気付かなかったのに。」
「こういう葬儀屋さんを一流の“おくりびと”というんでしょうね。
今生のお別れに走る材木座海岸、まるで映画のワンシーンのような叙情的な風景が頭の中で広がりました。
FF外の者ですが、お悔やみ申し上げます。」
仕事というものは長い年月のうちについつい惰性になってしまいがちだが、そんな時こそこの葬儀屋の心映えを思い出したいものである。
※画像はTwitter(@nobuyukiisshiki)から引用しました