「小学生の僕に教えてあげたい」 ゼルダ最新作でフルートを担当する多久潤一郎さんのエピソードが話題に

人気ゲームシリーズ最新作「ゼルダの伝説 夢をみる島」の作中音楽でフルートを担当している多久潤一郎さん。

数々のテレビ番組や映画の音楽制作に参加し、世界でも評価される注目のミュージシャンだが、そんな多久さんが9月20日にTwitter上に投稿した小学校時代のエピソードが話題を呼んでいる。

https://twitter.com/magnumtriored/status/1175037035712634880?s=19

「『♪ラ#ラシド〜』

「はっ!お母さーん、笛でゼルダの宝箱の音が吹けた!」

と報告にしに行ったら

「またゲーム?そんな役に立たないものまだやってるの!?勉強しなさい‼︎」

と言われてショボンとしていた小学生の僕に教えてあげたい。
26年後のリメイク作品ではお前がフルートを担当するぞと。」

ゼルダの伝説のあの特徴的なフレーズを笛で吹けたことを興奮まじりに母親に報告したものの、「勉強しなさい」とお説教されてしまった多久少年。母親もまさか26年後に息子がお仕事でそのフレーズを演奏していようとは思いもしなかっただろう。

多久さんのツイートに対し、Twitter上では。

「10年以上前に“任天堂に入ってゲームデザイナーになるのが夢だ”と掲示板で語っていた青年の名前が、BotWのエンドクレジットで発見された、という話を思い出しました。
好きなものを好きで居続けるって素敵ですよね。
おめでとうございます!」

「おめでとうございます。
我が子が成長した暁には、できるだけ話を聞こうと思いました…
が、あれ?
もしかして打たれ強さとか“こんちくしょう、お母さんめ。もっとうまくなってやる”とか思わせた方がいいのでしょうか。」

「机に向かって参考書を広げてペン持ってノートに
書き込むだけが勉強じゃないですね。」

「おめでとうございます!
家事に追われてるとつい“お母さん聞いて!こんなこと出来るよー”ってドヤ顔してきてくれても相手にしきれず
こういうの読むと、ちゃんと話を聞いてあげなきゃ!って思えます。
戒めになりました。
ありがとうございます。」

などさまざまな感想が寄せられている。

好きこそものの上手なれというが、小さなことでも興味を持ったことがゆくゆく大きな才能の開花につながったという例は往々にしてある。お子さんをお持ちの方は、子供が今どんなことに楽しさや興味を感じているのかあらためて観察してみてはいかがだろうか。

※画像がTwitter(@magnumtriored)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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