セブン-イレブンが9月16日(月)よりレジでの「支払金額の計算方法」を変更したことを受け、店員や利用客から困惑を訴えるツイートが寄せられている。
簡単に説明すると、これまで商品ごとに8%を課税した税込み価格を合計していたものを、16日からは購入商品の税抜き価格を合計した全額に8%課税して支払金額を算出する方式に全店で変更したという。
つまり、税込み100円の「ホットコーヒー R」を3点購入した場合、これまで税込み300円だったものが、16日以降は税込み301円の支払額になったわけだ。これに対し、店員を名乗るTwitterユーザーからは「今回の件で店員も困惑しており、頂かなくてもいいお金を頂かなければいけないこと、本当に申し訳なく思っております」といったツイートも寄せられ反響を集めている。
また、利用者からは、
「いつも朝ごはん同じもの買ってるんだけど、昨日1円多くて??って思ったのはこのせいか……なるほど… 」
「待ってそういうこと!?一昨日セブンに牛乳とか買いに行ってきたんだけど、渡されたお金が足りるか計算してちょっと超えるくらいだったのに会計したら「あれ?」って金額だったのそういうこと!?」
「税込100円の商品をまとめて買うと1円多く払う羽目に。子供のお使いには注意が必要だなコレ。」
「セブンイレブンが悪いのではなく、1円未満の誤差の取り扱いがあやふやな消費税という制度自体が悪いと思う。」
「消費税のシステムに根本的問題があるのだから、セブンイレブンのそれは財務省に文句言うのが筋じゃないかな。」
などと、事前の注意喚起がなかったことに対する不満や、税制度の問題を指摘する声も。
セブン-イレブン本社は18日の時点でホームページ上に「お支払金額の計算方法の変更について」というお知らせのページを公開。
「平素はセブン‐イレブンの各店舗にご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
セブン‐イレブンでは、10月1日(火)から予定されている消費税率引き上げに伴い、9月16日(月)より、お支払い金額の計算方法を、本体価格による計算へと変更させていただいております。税抜き販売のため、購入商品合計を計算した後に消費税の計算を行っております。
この変更に伴い、商品を複数個購入いただいた際に、ひとつずつお会計した場合と比較し、お支払い金額が異なる場合がございます。
事前の告知が不足しておりましたことをお詫び申し上げます。
お客様には、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。」
会計の結果が変わってしまった原因は計算方法の変更によるものと説明した上で、事前の告知が不足していたことをお詫びしているが、このお知らせ自体がそれほど認知されているとは言えず、現場の各店舗では相変わらず厳しい対応を迫られているようだ。
※一部の画像をセブン-イレブン・ジャパン公式サイトから引用しました
https://www.sej.co.jp/