使い終えられたトイレットペーパー。
残っているのは芯のみ。
その芯が外れ、床に落ちたかと思うとコロコロ転がり始めた。
まるで自我があるかのように転がるトイレットペーパーの芯は家を飛び出し、
他のトイレットペーパーの芯と合流。
街へとたどり着いた芯達は積み重なり、一つの大きな建物に姿を変えた。
エンパイアステートビルだ。
この動画は、アメリカの大手メーカーScottが「芯のないトイレットペーパー」の宣伝として打ち出した動画です。
その圧巻のビジュアルで多くの人々を驚かせました。
軽快なリズムと圧倒的なダイナミックさ
この動画の魅力は映像の軽快さとダイナミックさにあります。
コロコロと転がる芯は疾走感があり、見ていてとても気持ち良く、
「これからどうなるのか?」
とこちらに期待をもたせてくれます。
外に飛び出した芯達が合流して、一斉に転がっていく様子は圧巻です。
そんな芯達がドカドカと積み上がっていく様は本当にダイナミックで、
思わず「すげー」と声が漏れてしまいました。
エンパイアステートビルという有名な建造物がトイレットペーパーの芯で立ち上がり、
それを「芯のないトイレットペーパー」の穴から覗く。
では、この動画は視聴者に何を伝えようとしているのでしょうか?
資源の大切さとリサイクルの必要性
普段から何気なく使用しているトイレットペーパー。
もちろん私も頻繁に使用しています。
そして、使い終えたトイレットペーパーに残る芯を「当たり前」のように捨てています。
しかし、この捨てられる芯ですが日本で年間、一体どれだけの量が捨てられているのでしょうか?
この動画は、エンパイアステートビルが建ってしまうほどの量のトイレットペーパーの芯がアメリカで1年間に捨てられると私たちに伝えているのです。
それだけ資源を無駄にしているということが、この動画を見ることでひしひしと伝わってきます。
芯のないトイレットペーパーでも普通に使うことができるし、芯からおさらばしようという制作者の意図が感じ取れます。
実際に私も「芯のないトイレットペーパー」を使用したことがありますが、
普通に使いづらさもなく、快適に使うことができました。
むしろ、捨てる手間も省けるので非常にいいと思います。
これぞコンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは有益なコンテンツでユーザーをサイトに導き商品を売ることですが、
そのコンテンツは「視覚」に訴えることが重要であるとも言われています。
この動画では、トイレットペーパーという日用品をピックアップし、私たちが普段あまり意識していなかったことを
気づかせてくれます。
「トイレットペーパーは芯があるもの」とずっと私たちの常識であったものに待ったをかけた商品とマーケティング。
これからトイレットペーパーを買う際には、つい意識しながら買ってしまうことでしょう。
※画像は『YouTube』より引用しました。
https://www.youtube.com/watch?v=kvXXaKyoiZo
※ソース:
https://www.adweek.com/brand-marketing/could-scott-naturals-be-even-more-environmentally-friendly-159852/