昨今話題の「ネオ大衆酒場」に潜入!梅田・お初天神に新登場の大バコ「天神大ホール」

昨今、居酒屋業界でトレンドになっている“ネオ大衆酒場”

「ちょっと一杯」感覚のリーズナブルな価格設定で、メニューや内装は昭和感をベースにしながらも随所にトレンドも取り入れて……といった新業態だが、筆者の住む関西にもどんどんとこのテのお店が増えてきた。

ふだんは小規模なお店で飲むことの方が多い筆者だが、8月29日に大阪・お初天神にオープンするという『大衆酒場 天神大ホール』のレセプションにお招きいただいたので、この機会にネオ大衆酒場の魅力を味わい尽くすべくお店訪問した。

天神大ホールは飲食店が所狭しと立ち並ぶ曽根崎お初天神通り商店街の中ほどにあった。

店内はカウンターとテーブル、座敷で総席数145席。この界隈でもかなりの大バコになる。内装は木目調、テーブルは合板で出来ており、”大衆”を名乗るだけあってたしかにちょっと昭和な雰囲気だ。

先にも触れたが、もう一つ”大衆”を名乗る上で重要なのが価格設定。その点でこちらは生ビール390円、イチオシの焼鳥は1本50円、おでんは1個80円から、定番のどて焼きやポテサラが380円、お造り類もとらふぐてっさや本マグロが480円とお求めやすくて完璧だ。

レセプションなので懐具合を気にする必要はないのだが、それでも安いとなんだか嬉しくなってしまう我ら取材陣。

定番どころから変わったものまでいろいろと飲み食べさせていただいたが、特に印象深かったのが『天神レモンサワー』『紅しょうがタルタルのチキン南蛮』『なみだ巻き』

天神レモンサワーはレモンを皮ごとすりおろした酎ハイで、つぶつぶとした食感と爽やかなフレバーが癖になる逸品。

紅しょうがタルタルのチキン南蛮はその名の通り紅しょうがを刻んで練り込んだタルタルソースのかかったチキン南蛮。独特の塩味がたんぱくな鳥身にマッチして、後を引くやみつき加減だ。

なみだ巻きは寿司屋で通が注文する隠れメニューとして知られているが、こちらではお品書きに載っているので堂々と注文できる。ワサビのみを巻いた細巻きで、ツーンとした辛みがお酒で重くなった舌をリフレッシュさせてくれる珍味。

大衆酒場の雰囲気を保ちつつ、正統派なメニューは丁寧に作ってあるし、かついろいろと攻めたメニューも体験できる……楽しいぞ天神大ホール!

ドリンクもビールや酎ハイ以外にも地酒や焼酎、ワインからソフトドリンクまでいろいろ揃っているので、いろんな趣向にあわせ酒豪から下戸まで共存共栄できる空間だと思う。

ちなみにあとからシミュレーションしてみたところ、3人で5杯ずつ飲んで、お腹いっぱい食べてもお会計はせいぜい一人頭3,000円くらい。

大阪駅周辺にお立ち寄りの際はぜひ一度おとずれていただきたいお店だ。

『大衆酒場 天神大ホール』

【電話番号】
06-6131-1755
【所在地】
大阪市北区曾根崎 2-8-15 K’sスクエアビル 1F-C区画
【営業時間】
17時~0時
金・土のみ17時~5時
【定休日】
なし
【ホームページ】
https://tenjin-bighall.business.site/

※撮影モデルとして三枝雄子さんにご協力いただきました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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