吉本興業が導入と話題の「エージェント契約」とは? Twitterの反響と実現に至る加藤浩次さん・松本人志さんの動き

8月9日、人気タレントの加藤浩次さんが自身が司会を務める情報バラエティー番組「スッキリ」(日本テレビ)で吉本興業への残留と、従来のマネジメント契約からエージェント契約に移行する意思を表明した。

加藤さんによると、今後の吉本興業では、ある程度売れたタレントはマネジメント契約またはエージェント契約を選択できるようになるという。

日本の芸能界ではまだ主流ではないが、エージェント契約とは芸能事務所とタレント間の対等契約。タレントが自らの権限で営業活動やセルフマネジメントをして、芸能事務所は必要最低限のサポートや窓口業務のみをおこなうという形態だ。

タレントにとっては自己責任が増えるし保障も小さくなるが、代わりにさまざまな制約から解放され、才覚次第で大きな利益をあげることができる。

一連の闇営業問題をめぐる報道で“強権的な芸能事務所”といったイメージに染まっていた吉本興業がエージェント契約を導入したことにTwitter上では大きな反響が起こっている。

「吉本のエージェント契約すごく良いと思うし、すでにキンコン西野さんはこの働き方を実行してるんじゃないかな🤔

芸人さんのみならず一般人のわたしたちも会社主体から自分主体で「はたらく」を選び、考えるともっと仕事が楽しくなると思う。」

「加藤のエージェント契約って案が大崎会長との話し合いで通った訳だし
辞める理由も無くなった
当初から辞める必要もなかったが
加藤がここまでしなかったらダウンタウンやナイナイもここまで動いてなかっただろうし
やるべき事はやったと思う
辞めないと批判してるネット民はバカ」

「エージェント契約は、宮迫さんエージェント契約、蛍原さんがマネジメント契約の場合に雨上がり決死隊として、活動できるようにしてもらいたいなあ⁉️例ですが🌻」

「エージェント契約ってただ単に吉本興業がやりやすくなるだけやん!!!
タレントの不満は受け流せて、マネージャー問題解消して、表向きは契約交わしてますよってできるだけやん!!
最高やな!!」

「エージェント制って聞こえはいいけど
要するに吉本通さない仕事は自分で取ってこなきゃダメだし
仮に吉本とのマネジメント契約がデレビ、ラジオのみ
ってしたら
それ以外の仕事は回してもらえない(専属タレントにふられる)
って事だぞ」

「吉本興業は従来のマネジメント契約に加えて加藤浩次さん提案の専属エージェント契約という形態を導入するとか
所属タレントが団結すれば古い体質は変えられるんだね
ジャニーズ事務所も所属タレントが団結したら変えられるんだろうか
吉本と違って牽引すべき幹部クラスのタレントが弱いからなぁ」

なお、今回のエージェント契約導入は加藤さんの発案。それを聞いた松本人志さんが「エージェント契約がOKなら(吉本興業に)残るんだな」と自ら大崎洋会長に談判したということだ。

長かった吉本興業内のトラブルもようやく解決の糸口が見えてきた。

※画像はスッキリ公式サイトから引用しました
http://www.ntv.co.jp/sukkiri/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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