【動画あり】冷やし?あったか?がっつり?『喜多方ラーメン坂内』で夏を乗り切れそうなメニューを食べてみた!

  by 古川 智規  Tags :  

暑い夏に熱いラーメンはいかが?
といったところで、暑いのに熱いのはちょっとという方もいるだろうし、暑いときに熱いラーメンとチャーシューで体力を付けたいという方もいるだろう。
今回はそのどちらも満足できるラーメンを紹介する。

ラーメン文化はもはや日本独自の食文化といっても過言ではないくらいに独自に発達した。しょうゆ、みそ、塩、とんこつと地域色豊かなラーメンが今では全国どこででも食べることができる。
今回やってきたのは「喜多方ラーメン坂内」小岩店。本州と四国に広く展開してるラーメン店である。
喜多方ラーメンは元は福島県会津地方喜多方市のご当地ラーメンだったが、今では札幌、博多と肩を並べる三大ラーメンの一つに数えられる。
特徴は太いちぢれ麺で、一般的に平打ち多加水麺と呼ばれる。しっとりもっちりしたちぢれ麺なので、スープとよくからむ。
ではいくつかのメニューを食べてみた感想を動画で紹介する。

■360度VR・喜多方ラーメン坂内で4メニューを試してみた!
https://youtu.be/4Su2lC0FQ3s

続いて食べたメニューを個別に紹介する。

和風冷やしラーメン

「和風冷やしラーメン」は夏限定ではなく、通年販売の人気メニューだ。
かつおだしがきいた、しょうゆベースのスープに別皿のチャーシューが付く。

チャーシューにはわさびが添えられ、和風のラーメンに合わせてある。このわさびが意外にもチャーシューの味を引き締めて、脂っこさを感じさせないアクセントになっている。

氷が浮かんでいる見るのも楽しく涼しげなスープ。実は夏ばかりではなく年中これを注文するファンも多いのだとか。

中華風冷やしラーメン

「中華風冷やしラーメン」は、いうなれば冷やし中華のラーメン版と思っていただくとわかりやすい。
一般的な中華麺ではなく、もちろん喜多方ラーメンの麺を使用しているので食べごたえは十分。さっぱりとしたスープながらも、飲み干すことができるような味に仕立てられているのでレンゲも付く。

冷やし中華の定番であるハムがチャーシューに置き換えられていることろは、ラーメンたる所以(ゆえん)。
夏バテかもしれないと自覚した時でも、さっぱりしたスープとチャーシューで頑張れるような気がするから不思議だ。

しょうが風味のあったか味噌ラーメン

「しょうが風味のあったか味噌ラーメン」は文字通り、味噌ラーメンにショウガを加えた夏には禁じ手のようなラーメン。
あえてこれを取り上げたのは、「暑い夏に熱いものを食べて乗り切れ派」に特におススメしたいからだ。
とはいえ、おろしショウガと味噌はよく合うし、食べる前に立ち上るショウガの香りがたまらない。

野菜が多く使われているのも特徴の一つ。玉ねぎは甘くシャキシャキで、これも味噌ラーメンには欠かせない具材の一つ。
ショウガは冷えで胃や腸が弱るのを防止するのにも役に立つので、冷房が苦手な方や冷え性の方には効果的なラーメンともいえる。

炙り焼豚ご飯セット

「炙り焼豚ご飯セット」は基本のラーメン以外に、任意のラーメンと組み合わせることができるので、記者はチャーシュー麺と組み合わせた。

チャーシュー麺はチャーシューがどんぶりを覆いつくして、麺は見えない。
チャーシューは店舗で作られているので、出来立ての状態である。余分な脂身を落としてじっくり漬け込んだチャーシューは柔らかすぎてとろける感じが特徴だ。

ご飯に乗せられた炙りチャーシューは、たれのしみ込んだチャーシューが炙りによりより香ばしく、食欲をそそる。
このセットメニューは夏バテとは無縁でいつでもがっつり食べたいという向きの欲求を満たしてくれる。しかもチャーシューがラーメンとご飯でダブルなので、腹いっぱいの肉で大満足だ。

意外と知られていない喜多方ラーメンの秘密

喜多方ラーメンは見た目もしょうゆラーメン以外の何物でもないように見えるが、実は豚骨スープがブレンドされていることはあまり知られていない。
もっとも博多のような骨の髄を出して脂質が乳化した白濁スープではなく、透明な豚骨スープに煮干しからとったスープ等をブレンドして作る。単純なしょうゆスープと思われた中に後からくる味わいは、こうした複雑で独特なブレンドからきている。

暑い夏を体質や気分に合わせて、たまにはこれらのメニューを食べて元気に無事に乗り切っていただきたい。

※写真および動画はすべて記者撮影・収録

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