ポロリしても歌い続ける!? 『テレ東音楽祭2019』でハラさんが見せたプロ根性に称賛の声

  by 中将タカノリ  Tags :  

5月の自殺未遂騒動後、日本を拠点に活動再開を表明していた元KARAのク・ハラさんが6月26日『テレ東音楽祭2019』(テレビ東京)に出演した。

司会の国分太一さんの

「日本中のみなさんが心配したところもありましたけれども大丈夫ですか?」

という言葉に

「ご覧のとおりハラはものすごく元気です」

とこたえ、颯爽と往年のヒット曲『ミスター』を歌い踊る姿はとても1か月前に自殺をはかった人のものとは思えなかった。

元気な姿を見てほっと胸をなでおろした視聴者の方も多いと思うが、そこで事件は起こった。曲がサビに差し掛かったところで、ハラさんの衣装が胸からずり落ちてまさかのポロリ……。

ヌーブラを着用していたので放送事故はなんとか防げたが、振り付けの流れ上、なかなか衣装を直すことができず、ハラさんは数十秒にわたって胸元をあらわにしたまま歌い続けるはめになってしまったのだ。

本人にとって恥ずかしいことこの上なかっただろうし、歌い終わった後に司会者に謝る姿はちょっと気の毒なものがあった。

しかしトラブルに見舞われてもパフォーマンスを優先して堂々と歌い続けたプロ根性は見上げたもの。

『Twitter』上でも番組を観ていた視聴者から

「プロとはというものを見せつけられたなあ。もしあそこですごく恥ずかしそうな顔をされたらその出来事と顔が残ってしまうけど、あれだけ堂々と踊りきってあの笑顔だもの。最後に残るのは笑顔だった。ハラちゃんすごいです。なかなか出来ることじゃない。(しかも髪かきあげまでやってのけて脱帽)」

「テレ東音楽祭のハラちゃんの件、放送事故かもしれないけど…でも表情ひとつ変えず踊り切ったハラちゃんのプロ精神を賞賛すべきだと思う。絶対気づいてるのに真正面向いてる時直さなかった。後ろ向いた時、さらに言えばカメラが背中写してる時にサッと直したのリハをきちんとやったからこそじゃないかな」

「最後までかっこよくHARAらしくやりきったところを称えて!!!
ハラちゃんのプロ魂強いよ!これから日本でたくさん活躍できますように」

など称賛の声が多数あがっている。

さまざまな紆余曲折を経て、ふたたび歌手としての道を歩みはじめたハラさん。

その実力がいかんなく発揮できるよう、長い活躍を期待したい。

※画像は『テレ東音楽祭2019』公式サイトから引用しました
https://www.tv-tokyo.co.jp/ongakusai_2019/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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