イタリアンコーヒー「LAVAZZA」より“サステイナブルコーヒー”が新登場! 2商品を試飲してみた

  by 古川 智規  Tags :  

片岡物産が輸入販売を行うラバッツァから「ティエラ オリジンズ ブラジル セラード」と「ティエラ オリジンズ ペルー アンデス」の2商品を新発売しているので試飲してみた。
このコーヒーの重要なキーワードが2つある。1つ目は「サステイナビリティ」である。日本語では持続可能性とも訳され、学問の一分野にもなっている。地球や人、資源を一つのシステムとして際限なく持続できるようにしていくためにはどうすればよいかということを考える学問でもあり、実行に移されているプロジェクトでもある。
農業分野においては農地や自然環境、水資源や労働力等を好条件で循環させ、持続的農業に発展させるために、産地の労働環境の改善や、農業に従事する子供たちの教育を支えたり、適正な価格で買い取る等のプロジェクトで好循環を促すものである。ラバッツァはこうした多くのプロジェクトに関与している。

もう一つのキーワードは「シングルオリジンコーヒー」である。同社の『ティエラ』ブランドは上記のプロジェクトの中から生まれたもので、特定の産地の1種類のコーヒー豆のことである。産地特有の味わいや、取り組んでいる様々なプロジェクトの成果としての側面もある。

【ティエラ オリジンズ ブラジル セラード】
ブラジル、ミナス・ジェライス州セラード地区の高地産のコーヒー。雨の多い夏季と乾燥した冬季という、高品質なコーヒーに最適な気候条件のもと、完熟後、樹上でほんの少し熟成させた後に収穫した豆は、はちみつやチョコレートのような香りとコク深さを兼ね備えています

【ティエラ オリジンズ ペルー アンデス】
ペルー、アンデス山脈チャンチャマヨ地区の山腹にて生産されたコーヒー。日中太陽が降り注ぎ、夜間に極めて温度が低下する、この地域特有の気候は、高品質なアラビカコーヒーの栽培に適した環境です。自然の森林に近い状態の木陰栽培で生産されたコーヒーは、花や果実のような上品で香り高い味わいがお楽しみいただけます。

【ティエラ オリジンズ ブラジル セラード】
初めの味が非常に苦いと感じたが、それが徐々にコーヒーの強いコクに変わっていく感じがした。
高地栽培のアラビカ種ならではの酸味と甘みを含み、総合的に力強いコーヒーだと感じた。

【ティエラ オリジンズ ペルー アンデス】
アラビカ種の原産地だと考えられているエチオピアに近い土壌で栽培されていると推測できることから、コーヒーの持っている本来の味と香りが楽しめるのかもしれない。若干の酸味と強い苦みに加えてクリアな風味を感じたので総合的に飲みやすいコーヒーだと感じた。

コーヒーはし好品であるので、味や香りの好みは人それぞれだが、前述したような持続的農業や産地の労働環境や子供たちの教育環境も考えるとき、選んでよかったと思えるのではないだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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