どうもどうも、不動産ポータルサイトの編集長を務めているライターの丸野裕行です。
春は異動や転勤、入学、入社などで、急に引っ越しをしなければならないことがかなり多いですよね。
そこで今回は、しっかりと時間をかけて部屋を選ぶという時間がないあなたのために、選ばない方が無難な“風水NG物件”の見分け方をお教えします。さらに、現在住んでいる自宅がNG物件だった場合に運気を風水で上昇する部屋づくりのポイントもご紹介したいと思います。
エリア編
近くに何が建っているか、どんな施設があるのか、それによって風水のよし悪しが決まってきます。
ここでは、あなたの住む家がいいエリアに建っているかどうかを見極めるポイントを解説していきます。
病院が近くにある部屋
自宅近くに病院があるとすごく安心できるのですが、残念! 風水的にはNGなんです。「え、なんで?」というあなたもいらしゃるかと思いますが…ちゃんと理由があるんです! 病院という場所には怪我人や病人がたくさん集まるために、どうしてもマイナスの運気が放たれ、その運気が渦巻いている場所なんですね。
特に、東や東南、南側の近い距離に病院がある場合は要注意! 病院から放たれたマイナスの運気の影響を受けて、あなた自身の健康状態が悪くなる恐れがあるのです。
墓地
墓地と住んでいる建物の吉凶の判断は、その間に道路を挟んでいるかどうかが基準になります。道路をひとつでも隔てていれば問題はありませんから、安心してください。隣接していたとしても1.8m以上の空き地を挟んでいれば問題なしです。
お墓が近いとあまり縁起が良くないとよく聞きますが、一概にはそう言えません。お墓側から見て、東や東南にあなたが住んでいる建物がある場合であれば、逆に吉相といえます。そういう場合は、お墓が見える位置にあるベランダや窓を汚さないように常にキレイにしておきましょう。
神社仏閣
神社やお寺が近くにある場合は墓地以上に気を使うものになります。自宅から見て神社やお寺が北や西側にある場合は大丈夫ですが、水回り(トイレ、キッチンなど)が神社や仏閣サイドにある場合はNGなんです。
それ以外の場合は、神社仏閣の近くに立つ物件はできる限り避けたいところです。
川や用水路
澄み切った水というものには人の心を癒すという効果がありますが、自宅近くに川が流れているという土地というのはあまり吉とは言えないのです。水は陰の運気が強いためにパワーがダウンしやすいのです。
川や用水路が自分の住む建物から離れている場合は問題ナシですが、隣接している場合などは湿気があるというポイントからもNGになります。やはり水気を建物が吸ってしまいますからダメですね。
さらに汚れて濁りきった川や用水路が近い場合は、凶の作用を受けやすくなるので絶対に避けてください。
建物編
手狭で窮屈な日本の住宅事情ですが、やはり運気が良くなるような家に住むのが理想的ですよね。でも、家賃の問題もあるし、お気に入りの部屋で、風水や家相から見て太鼓判をバンと押せる物件は少ないのが現状です。
しかし、これから住む部屋選びで「このふたつのどちらにしようか…」と迷う物件の中に、ここで紹介する間取りのものがあれば、絶対避けたほうがいいでしょう。
鬼門と裏鬼門ラインに水回りや玄関がある物件
家の中心から見て、北東方位が“鬼門”、南西方位が“裏鬼門”と呼ばれています。この鬼門と裏鬼門というのは、陽と陰が切り替わる地点なので、ふたつを結ぶ“鬼門ライン”には邪気や悪い運気が溜まりやすいのです。
このライン上にトイレなどの水回りや玄関があるのは、タブーです。このような物件へ入居しようと考えている方は絶対にやめてください。
突き当たりに建つ物件
丁字路や直線道路の突き当たりに建つ物件というのは、建物前の道を直進してくる邪気や悪い運気がそのまま家の中に入ってきてしまいます。これは、NG家相の代表格です。
三角形の住宅や欠けのある物件
理想的な土地や間取りというのは、長方形と正方形のような形状のものです。欠けというのは、敷地や建物の一角がへこんだ状態になっている、四角形ではない形のこと。また、三角形の敷地や間取りにも邪気や悪い運気が溜まりやすいといわれています。
高圧線の近くに建つ物件
非常に強い電磁波の影響が強くある高圧線の近くでは、“気”が乱れ、精神的・肉体的に悪影響を及ぼす可能性があります。
ひとり暮らしに便利なロフトもNG
リーズナブルな家賃の半地下物件やデッドスペースを有効活用したロフトというのは高い人気を誇りますが、実はこれらもNG物件です。ロフトというのは、本来は荷物置き場という意味。そのように使うことには問題がないのですが、ベッド代わりの寝室として使うのは避けたほうがいいです。
斜め天井が非常に多いロフト付きの建物だと、気が循環せずに悪い気が溜まりますし、そんな場所で眠ることで運気が下降してしまいます。
日当たりが悪い半地下物件
日当たりが悪い半地下の部屋というのは、風通しが悪いので湿気が多くたまります。湿気=悪い運気ということで、湿気の多い部屋は完全アウト。
こういった物件は体が冷えやすく、気の循環が悪いのです。なぜか調子が悪いなど体調不良になってしまうので、女性は避けるべきです。
NG物件でも運気をUPできる超カンタン風水術
「ウチってNG物件じゃん!」とそのような物件に住んでしまっているあなた! 一度引っ越しをしてしまうとお金もかかるし時間もないし、なかなか他の物件には移ることができないものです。
ですから、今住んでいる部屋の中の運気の流れを良くする風水術を実践し、運気を上げるようにしましょう!
徹底的に室内を掃除!
風水の基本というのはやはり掃除です! お部屋の中を清潔に保っていくことは部屋の運気のめぐりをよくする一番手っ取り早い開運術なんです。
水拭きをするときには、塩水に浸した雑巾をよく絞って床を拭くとお清めの効果も期待できます。
部屋の風通しを良くする
風水の世界では、風通しの良い場所に幸運が舞い込むと言われています。特に人というのは、寝ているあいだに体に溜まる悪いエネルギーを出しているので、朝目覚めたときには窓をすべて開け放って、新鮮な空気を入れ替えましょう。
空気の停滞というのは、運気を停滞させてしまうことにリンクしてくるので、窓がないトイレやバスルームは、こまめに換気扇を回すなどして、換気に気をつけましょう。
部屋の中を照明などで明るくする
風水の世界で“福”は、煌々と灯りがともる明るい場所にやってくると言われています。陽の光など自然光が入らない日当たりが悪い場所には、間接照明を点けるなどして工夫をするのがいいでしょう。
部屋に盛り塩をする
塩というのは、邪気を祓い清めてくれるアイテム。お葬式を終えたときなども、自宅へ入るときにお清めの塩を肩口にかけたりしますよね。
水回りや部屋のなんだか気になる場所に置いて、週に1回程度新しいものと交換するといいでしょう。
室内でお香を焚く
優しい良い香りを室内に漂わせるのは、ネガティブなエネルギーと気分を浄化できる簡単な方法です。あなたお気に入りのアロマはもちろん、浄化作用が強いと言われているセージもオススメです。
他のアイテム
別のアイテムとしては、生命が宿っている生花や観葉植物を飾る、マイナスイオンを発生させる備長炭を置く、水晶を置くなどもオススメです。落ち着かない部屋の四隅に置けば、“結界”が張られ、邪悪なエネルギーが入ってこなくなります。
いかがでしたか?
一生懸命頑張っているのになぜか結果が出ない……というあなた、原因は実は“風水”の影響があるのかもしれません。部屋の位置やカタチ、方角などを見極めて、運気をあげる工夫をしてみましょう! きっといいことがあるはずですよ!
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